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アメリカ人禅僧、日本社会の構造に分け入る 13人との対話
アメリカジンゼンソウニホンシャカイノコウゾウニワケイル13ニントノタイワ
- 著: ミラー和空
ミラー和空さんは、オリンパス元社長マイケル・ウッドフォード氏が告発した「オリンパス不正疑惑事件」が表面化した際に重要な役割を果たしたアメリカ人僧侶です。自分の気づいたもののなかには、すばらしい強さと、どうしようもない弱さがあって、むしろそのどちらにも日本人は関心がいないのではないか。思い立ったが吉日、ミラーさんは「この人は」と思った人に次々に会いに行き、疑問を率直にぶつけていきます。
ミラー和空さんは、オリンパス元社長マイケル・ウッドフォード氏が告発した「オリンパス不正疑惑事件」が表面化した際に重要な役割を果たしたアメリカ人僧侶です。
ミラーさんは三分の一世紀を優に越える年月、この国の住人であるにもかかわらず、今なお親しい人にも「あなたは日本人じゃないからわからないでしょう」と言われることがあります。
その都度に湧き上がる疑問……。長年、この国で生活しながらも、自分は肝心な、日本人的「何か」をほんとうに見逃しているのだろうか。つまり、職場、通勤電車、交差点、公園、スーパー、呑み屋などの生活の場で往き交じり合っている、日本人たちにはくっきりと見えるのに自分には見えない重大な「何か」が。しかし、自分の気づいたもののなかには、すばらしい強さと、どうしようもない弱さがあって、むしろそのどちらにも日本人は関心がいないのではないか。
思い立ったが吉日、ミラーさんは「この人は」と思った人に次々に会いに行き、疑問を率直にぶつけていきます。そこから見えてきたものとはなんだったか。その問いの軌跡を追います。
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目次
【対談相手】
玄田有史(東京大学社会科学研究所教授)
松谷明彦(政策研究大学院大学名誉教授)
佐谷眞木人(恵泉女学園大学教授)
村田和樹(龍昌寺住職)
マイケル・ウッドフォード(オリンパス株式会社、元社長兼CEO)
奥山俊宏(朝日新聞編集委員)
渡辺雅男(一橋大学名誉教授)
ピーター・タスカ(アーカス・インベストメント共同創設者・パートナー)
池西剛(陶芸家)
伊崎裕之(「アッラ クチーナ デル ソーレ」店主)
ジョン・シュック(リーン・エンタープライズ・インスティテュート会長兼CEO)
吉田善一(東洋大学教授)
藤原安紀子(詩人)
書誌情報
紙版
発売日
2015年07月29日
ISBN
9784062195898
判型
四六変型
価格
定価:2,200円(本体2,000円)
ページ数
386ページ
電子版
発売日
2015年09月25日
JDCN
0621958900100011000M
著者紹介
ミラー 和空(みらー・わくう) 1954年生まれ、アメリカン音楽大学(シカゴ市)で修士号を取得後、1978年、来日。翻訳会社や財務広報会社の勤務を経て1990年、編集デザイン事務所「ラピスワークス」を設立。企業広報用資料の企画・制作のほか、現代詩やノンフィクションの書籍の翻訳・デザインを請け負って現在に至る。書籍「Taction」(石川九楊『筆触の構造』の英訳)は日本翻訳家協会の翻訳特別賞を受賞。2009年に出家得度。また、オリンパス元社長マイケル・ウッドフォード氏が告発した「オリンパス不正疑惑事件」が表面化するに際しては重要な役割を果たした。
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