世界遺産 キューガーデンに学ぶ はじめての英国流 園芸テクニック

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世界遺産 キューガーデンに学ぶ はじめての英国流 園芸テクニック

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 ロンドン郊外の世界遺産キューガーデンには、エリザベス女王などの命令を受けたプラントハンターの手によって、世界各地からさまざまな植物が集められました。
 イギリス大好きの日本には、イギリスの美しい庭やおしゃれな園芸ファッションや道具などが紹介されますが、イギリスの園芸の実態はあまり伝わってきません。
 著者の舘林さんは、サクラやヤナギ程度しか知らない、まったくの園芸素人だったにもかかわらず、都市銀行の職をなげうって園芸留学、猛勉強の末に、イギリスの園芸の最高峰であるキューガーデンでディプロマを取得しました。キューガーデンのディプロマは毎年10人ていどにしか発行されない狭き門ですが、舘林さんは、日本人の男性として初の取得者となりました。
 英国流の園芸では、樹木の植穴を四角に掘ったり、肥料をやらなかったり、長靴をはかなかったり、日本と違う面が多々あります。
 本書では、日本の園芸愛好家が今まで知らなかった、英国流の園芸を、図版でていねいに解説するとともに、英国の庭や園芸の写真を紹介します。
 ガーデニングの本場、園芸界の東大、キューガーデンの園芸テクニックを学んで、園芸偏差値をアップしましょう!


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目次

Chapter 1 世界遺産 キューガーデンの魅力
世界遺産キューガーデンとは
キューガーデンおすすめ10大ポイント ほか 
Chapter 2 実践! キューガーデン直伝園芸テクニック
植物を育てる環境を整えよう/
便利なコンテナ・ガーデニング/花壇を楽しもう/
イギリス人はバラが大好き/英国流の道具使い/
イギリス人のトラブル解決法
英国式ガーデンデザインのヒント/英国流園芸のトレンド ほか
Chapter 3 イギリス人の園芸にかける情熱
じつはちょっとずるい英国の庭/
じつは大きい緯度の差、気候の差/
庭仕事と紅茶の切っても切れない関係/ 
庭の開放+チャリティーという文化 ほか
Chapter 4 英国流の園芸文化の神髄 
園芸トラの穴 園芸教育の最高峰キューディプロマとは/ 
イギリスで園芸を学ぶ意味とは/
園芸留学を成功させるための、壁の乗り越え方
Column 
キューガーデンの英語表記はなぜ複数形? 
英国流ランドスケープ・テクニック、「ハーハ」とは 
コンテナ使いの裏技1 
コンテナ使いの裏技2
湿度の高い日本では絶対使いたいポットフィートやスタンド 
グラス類のすすめ 
培養土のキーワードは「ピートフリー」 
秘技「チェルシー・チョップ(chelsea chop)」とは? 
もう一歩踏み込んだ苗選び
イギリス人のバラとのつきあい方
園芸作業でおすすめのワークブーツ
プロはウエリントンブーツを履かない
「ソフトハンド」を嘆く、イギリスのガーデナー
全自動芝刈りロボット「タンゴ」の可能性
水やりの必要のない庭 
日本の園芸も素晴らしい 
アッテンボロー氏の庭の手入れ 
ハンギングバスケットの利用
など

書誌情報

紙版

発売日

2016年11月30日

ISBN

9784062203272

判型

A5

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

168ページ

著者紹介

著: 舘林 正也(タテバヤシ マサヤ)

キューディプロマ、樹木医、花咲園芸総研代表 1965年(昭和40)、東京生まれ。幼少期をエジプト、インドで過ごし、都市銀行に10年間勤めたあと、園芸を志し、退職して渡英。ケンブリッジ大学植物園などで園芸の基礎を学び、園芸界の東大ともいえるキューガーデンにてディプロマを取得、研鑽を積む。帰国後は庭師、ガーデンデザイナー、園芸講師などで活動中。

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