不倫は家庭の常備薬 新装版

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不倫は家庭の常備薬 新装版

フリンハカテイノジョウビヤクシンソウバン

講談社文庫

不倫は人生の香水である。時々人生にふりかけて楽しむが、ぷんぷんと匂ってはいけない……そんな不倫哲学を持つ30代のOL、一度も浮気したことのない真面目夫、40歳で初めて不倫を成就させるかもしれない人妻、家庭円満のために浮気するという夫――7人の「視点」から不倫が語られる短編集。


田辺聖子さんの小説を読むと、男が愛おしくなる――唯川恵

不倫は人生の香水である。時々人生にふりかけて楽しむが、ぷんぷんと匂ってはいけない……そんな不倫哲学を持つ30代のOL、一度も浮気したことのない真面目夫、40歳で初めて不倫を成就させるかもしれない人妻、家庭円満のために浮気するという夫――7人の「視点」から不倫が語られる短編集。(解説・唯川恵)

人の数だけ、不倫に対する格言がある。
「女に不倫願望を抱かせるのは夫のせいである(39歳・妻)」
「男は真面目だからこそ浮気する(42歳・夫)」
「不倫も家庭を富ませ、太らせるため。家庭をないがしろにしてはいけまへん(73歳・夫)」
「週末が淋しいようなら不倫するな(33歳・愛人)」
「浮気は精神安定剤。正論好き妻と暮らすには、精神安定剤を必要とする(40代・夫)」
――<本文より抜粋>


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書誌情報

紙版

発売日

2009年10月15日

ISBN

9784062764711

判型

A6

価格

定価:692円(本体629円)

ページ数

320ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2016年04月08日

JDCN

0627647100100011000Y

初出

1989年7月に小社より刊行され、1992年4月に文庫化されたものの新装版。

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