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アンネ・フランク物語
アンネフランクモノガタリ

第二次大戦中、15年9か月という短い生涯をかぎられた自由のなかですごし、亡くなった少女、アンネ・フランク。ユダヤ人であるというだけで、食べることも眠ることも制限されたなかで、アンネは一日一日を生き、そして死にました。
隠れ家のなかでアンネが書きつづった日記で、わたしたちは、自由をうばれてもなお、未来に希望を失わず、強く生きた少女の姿を知ることができます。
1945年、第二次世界大戦が終わってから、日本は、どこの国とも直接には戦争をしていません。
けれども、いまこの時代にも、大勢の「アンネ」が世界中にいます。みんなが仲よく、自由に生きられる世界をアンネはのぞんでいました。
その世界が実現可能かどうかは、わたしたち一人一人にかかっている--アンネの一生は、そのことをわたしたちに伝えてくれるのです。
アンネの生い立ちから、日記に書かれていないお話、父親のオットーの人柄、迫害されたユダヤ民族についてにもふれ、世界中で読みつがれている日記の作者、アンネ・フランクの一生を読みやすい日本語と解説でおとどけします。
人気の高かった「少年少女伝記文学館」(1989年6月28日初版)からの復刊、文庫化です。人気の平澤朋子さんの挿し絵、豊富な解説で、小学生に、読みやすい仕上がりです。
<小学中級から・総ルビ>
ⒸOSANAI MIEKO 2025
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目次
もくじ
1 やんちゃなアンネ
2 オランダへ
3 かくれ家の生活
4 死んでも生きつづけいたい
あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2014年07月11日
ISBN
9784062854351
判型
新書
価格
定価:979円(本体890円)
ページ数
244ページ
シリーズ
講談社青い鳥文庫
電子版
発売日
2025年04月01日
JDCN
06A0000000000898301V
初出
1989年刊行の「少年少女伝記文学館(24)アンネ=フランク」(講談社)を底本とした。
著者紹介
1930年横浜生まれ。神奈川県鶴見高等女学校卒。1962年NHKテレビ指定席「残りの幸福」でシナリオライターとしてデビュー。執筆のかたわら、「JHP・学校をつくる会」代表を務める。2003年文化庁より文化交流使を任命。 手がけた脚本に、TBS「3年B組金八先生」、NHK「翔ぶが如く」「徳川家康」「マー姉ちゃん」など多数。
東京生まれ。イラストレーター。武蔵野美術大学卒。装画、挿画を手がけた主な児童書に、『緑の模様画』『ニルスが出会った物語』シリーズ(以上福音館書店)、『わたしのしゅうぜん横町』(ゴブリン書房)、『青矢号』(岩波少年文庫)、『世界の果ての魔女学校』『あしながおじさん』(以上講談社)など多数。