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誘爆発作(2)
ユウバクホッサ
- 著: 岡村 星

頭の中に響いてくる、見知らぬ男の声に耳を貸した時、私の心臓は…「彼」の発作と繋がれた! 不可解な現象をきっかけに、武藤と名乗る老人と“知り合った”平凡な会社員・久我真咲。頼まれるまま武藤の手助けをしたことで真咲は、身も凍る事件へと巻き込まれてゆく。祖父と孫ほど年の離れた他人でありながら、命を“共有するしかない”男女が陥る窮地に、心臓を鷲掴みされた読者たちが次々と絶賛の悲鳴にむせぶ緊迫のサスペンス…待望の続刊。前巻の沙村広明氏(『無限の住人』)に続き、今巻は『座敷女』の望月ミネタロウ氏が推薦!!
彼の鼓動は私の鼓動。不可解にも心臓と思考が同調(シンクロ)した、見知らぬ他人の発作のせいで…私の胸は“誘爆”する! 平凡な会社員・真咲は、夜ごとの幻聴が実在する老人・武藤の思考であると知る。同時に2人の心臓は不可解なシンクロを始めるが、危険なことに武藤は心臓病患者であった。真咲とのテレパシーを利用し、娘の失踪原因を掴んだ武藤。が、そのショックは自身の発作を引き起こし、真咲の心臓を“誘爆”させた!!
ⒸHoshi Okamura
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目次
第4話 精神不感応 第5話 豹変臨界点 第6話 心的外傷夢 第7話 淫獣人格者
書誌情報
紙版
発売日
2011年12月09日
ISBN
9784063763140
判型
B6
価格
定価:660円(本体600円)
ページ数
192ページ
シリーズ
シリウスKC
電子版
発売日
2015年02月09日
JDCN
0637631400100011000A
初出
KCDX「NEMESIS」(月刊少年シリウス別冊)No.4(2011年4月)~No.6(2011年10月)掲載分を収録。
著者紹介
漫画家。福岡県出身。獅子座のO型。2002年、伝統と実績を誇る「某名門漫画誌」の新人賞で3回連続「準入選」を受賞。その後、掲載歴のないまま2008年、今はなき講談社のデジタル配信レーベル「MiChao!(ミチャオ)」にて携帯サイトおよびPC配信を通じたデビューを果たす。2010年『誘爆発作』が少年シリウス別冊「ネメシス」の1号に掲載され、遂に紙媒体デビュー。翌年発売された単行本の1~2巻が、目利き早耳の漫画読みから注目を受け、静かな評判を呼ぶ。その後も情報誌などで「注目作」として取り上げられるなど、徐々に評価の高まりゆく昨今である。好きな異性のタイプは「関取」。好きな作家/アーティストはジャック・ケッチャム、古井由吉、クリス・カニンガムなど。他の作品に『ラブラブエイリアン』(日本文芸社/刊)がある。