『官僚』既刊・関連作品一覧
内務省 近代日本に君臨した巨大官庁
講談社現代新書
なんだ? この怪物は……
現在の警察庁+総務省+国土交通省+厚生労働省+都道府県知事+消防庁…
あまりに大きすぎたために、全体像をつかむことができなかった内務省。
気鋭の研究者たちが集結し、その歴史から組織・人までがわかる決定版がついに誕生!
民主主義の敵か、近代日本の立て役者か――。人々の生活全般を所管し、他の省庁を圧倒した「省庁の中の省庁」は、いかに生まれ、いかに衰退していったのか。近代日本の政治と行政のあゆみを辿りながら、現代日本の淵源ともいうべき巨大すぎる官庁の実像を描き出す。
この省庁を知らずして、近代日本は語れない!
本書の内容
はじめに――なぜ、今、内務省を取り上げるのか 清水唯一朗
序 論 内務省――政治と行政のはざまで 清水唯一朗
通史編
第一章 「省庁の中の省庁」の誕生――明治前期 小幡圭祐
第二章 内務省優位の時代――明治後期~大正期 若月剛史
第三章 政党政治の盛衰と内務省――昭和戦前期 手塚雄太
第四章 内務省の衰退とその後――戦中~戦後期 米山忠寛
テーマ編
第一章 近代日本を支えた義務としての「自治」――地方行政 中西啓太
第二章 戦前の「国家と宗教」――神社宗教行政 小川原正道
第三章 権力の走狗か、民衆の味方か――警察行政 中澤俊輔
第四章 感染症とどう向き合ってきたか――衛生行政 市川智生
第五章 河川・道路政策の展開と特質――土木行政 柏原宏紀
第六章 救貧・慈善から「社会事業」へ――社会政策 松沢裕作
第七章 内務省の議会史?――内務省と帝国議会 原口大輔
第八章 国民統合をめぐる攻防――内務省と軍部 大江洋代
第九章 災害を防ぐ、備える――防災行政 吉田律人
第十章 省内外にひろがる土木技術者のネットワーク――港湾行政 稲吉 晃
コラム
1 内務省の官業払下げ 谷川みらい
2 内務省の人事と官僚の生き様――水野錬太郎と福原鐐二郎 松谷昇蔵
3 選挙権なき女性の政治参加――政治家の妻の視点から 手塚雄太
4 内務省とそのアーカイブズ 下重直樹
5 「人見植夫」――雑誌『斯民』に登場したシドニー・ウェッブ 白木澤涼子
6 府県課長のイスにこだわった井上友一 木下順
7 文化・芸術と検閲――演劇検閲のあり方から 藤井なつみ
8 社会の発見――田子一民 渡部亮
9 内務省出身者と政治教育 西田彰一
10 内務省と植民地 李炯植
11 北海道と沖縄 塩出浩之
官僚の研究 日本を創った不滅の集団
講談社学術文庫
深夜におよぶ激務、たび重なる不祥事、「官邸主導」でゆがむ人事。近年では、官僚を志望する東大生も激減しているという。しかし、明治以来の政治・経済を動かし、日本社会の枠組を創ってきたのは、霞ヶ関のエリート官僚たちであり、そのパワーは今も不滅である。「官僚」とは、一体どんな人々なのか。その歴史と生態を、自らも官僚体験のある現代史家が、計量的・実証的に明らかにしていく。
明治初年の「官員さん」のうち、薩長出身者はどれほどの割合を占めたのか。華族・士族・平民の内訳は、どう推移したのか。上級官僚の実父はやはり官僚だったのか、あるいは軍人、商人が多いのか。帝大卒優位のなかに食い込んだ私学は?
また、戦前の「革新官僚」と言われた人材のなかには、政党主導の戦後官僚社会であればたちまち弾き出されるような個性派や情熱家も多かった。毛里英於莵、奥村喜和男、菅太郎といった「奇才」や、女性官僚の第一号などの群像を紹介。
戦後は占領政策により「天皇の官吏から公僕へ」「中央集権から地方分権へ」と改革が進むなか、各省庁の「家風と作法」はしっかりと守られ、新たな「吏道」も探究されていく。
「文庫版のあとがき」として、平成・令和の変遷を加筆。〔原本=『官僚の研究:不滅のパワー・1868―1983』1983年、講談社刊〕
金融庁戦記 企業監視官・佐々木清隆の事件簿
金融庁に、「霞が関のジローラモ」と呼ばれた男がいた。
カラフルなワイシャツに、足元はデッキシューズ。ジムで鍛え上げた上半身にスポーティな短髪で、ひときわ目立つ存在だった。
佐々木清隆――
開成高校、東大法学部を卒業して1983年、絶頂期の大蔵省に入省したエリート官僚だが、「保守本流」の道は歩まなかった。
入省直後から「大蔵省の文化」に疑問を持ちはじめ、二度にわたるパリのOECD(経済協力開発機構)勤務で各国の金融政策担当者や中央銀行職員と交流を深めた。
帰国後、金融検査部に配属され、そのまま新たに発足した金融監督庁に移る。
一方、「保守本流」の大蔵省は、バブル崩壊後不祥事とスキャンダルにまみれ、組織改革を余儀なくされた。時代はもはや旧来型の「護送船団」を必要とせず、金融当局は続発する金融事件への対処を迫られた。
「異能の官僚」が活躍する舞台が、そこにあった。
佐々木は独特のセンスを発揮して、次々に発生する金融事件に対処していくことになる。
クレディ・スイスによる「飛ばし」。
クレスベール証券のプリンストン債。
株式市場のハイエナと呼ばれる企業群。
カネボウの巨額粉飾事件と、それを見過ごした中央青山監査法人。
ライブドア、村上ファンド事件。
多額の企業年金を運用失敗で溶かしたAIJ投資顧問。
日本を代表する大企業・東芝の不公正ファイナンス。
そして仮想通貨(暗号資産)の流出――。
叩いても、叩いても、規制の枠の外側から次々沁み出てくる金融不正。
しかもそれに対処する金融庁、証券取引等監視委員会など金融当局は法整備も人員の補充も追いつかず、検察の「秘密主義」に振り回されたうえ、縦割り組織の弊害も抱えていた。
まるで銭形警部のように、「最新の金融犯罪」を追いつづけた。
底なし沼のような腐食の連鎖に立ち向かった金融官僚の、挑戦の20年。
日本国外務省検閲済 外務省犯罪黒書
講談社+α文庫
外務省では、外国で飲酒運転をして人をひき殺したキャリア官僚が、何食わぬ顔で出世しているーーそんな信じられない事例の開示から始まる本書は、佐藤優氏を鈴木宗男氏とともに「社会的に抹殺」しようとした外務省が、いかに身内の「犯罪行為」に甘いかを、すべて事実に基づいて指摘している。ハレンチ行為を働いた官僚の中に、前外務省事務次官で現駐米大使の杉山晋輔氏も含まれている。
「天下り」とは何か
講談社現代新書
天下りの知られざる全貌がわかる決定版!天下りははたして根絶できるのか?なぜこんな仕組みが生まれたのか?その歴史的経緯から各省別の特徴と実態、驚愕のケース、現役官僚たちの本音まで、すべてがわかる決定版!
「天下り」はほんとうに根絶できるのか?なぜこんな仕組みが生まれたのか?その歴史的経緯から各省別の実態、驚愕のケース、現役官僚たちの本音まで、すべてがわかる決定版!
厚生労働省崩壊-「天然痘テロ」に日本が襲われる日
新型コロナに関して、テレビやWEBメディアで連日、鋭い発言を続ける医師の木村もりよ氏。その木村氏が厚生労働省在職中に、日本の感染症対策の脆弱性を綴った幻の書が電子書籍で復刊!
パンデミックへの対応や、その先にあるバイオテロに危険性にも迫った警告の書が、いま、われわれが知っておくべき真実を容赦なくあぶり出す。
新型コロナ禍は、あらかじめ決められた運命だったのか?
第1章 落ちこぼれキャリア官僚としての歩み
第2章 厚生労働省崩壊
第3章 天然痘を根絶した厚生官僚がいた!
第4章 日本の感染症対策の不毛
第5章 テロ容認国・日本
第6章 もし、天然痘テロが日本で起こったら?
第7章 本当の連携を求めて
外交官の舌と胃袋 大使料理人がみた食欲・権力欲
在外日本大使館のぜいたく三昧!―― 国民の目に触れない、優遇手当にどっぷり浸かった在外大使館・エリート官僚たちのア然の発言、ボー然の行状! 人気漫画「大使閣下の料理人」の原作者が、8年にわたる大使館勤めで見てきたこと、感じたことの一部始終。
● 公邸料理人の職を辞して、漫画原作の専業になってから早3年がたった。幸い好評をいただき、順調に連載は続いている。読者からの反響もたくさんいただいている。中でも多いのは、「僕も公邸料理人になりたいのですが、どうしたらいいのですか?」といったものだ。この本はそのような人の参考になるだろう。さらに、あまり世間で知られていない公邸料理人の仕事を通して在外大使館の内部がわかるようになっている。そこには雲上人である外務省キャリア官僚のおかしな実態も透けて見えるだろう。僕はこの目で見たものや感じたことを正直に、ありのままに書いた。――(まえがきより)
官僚国家=日本を斬る
講談社文庫
公僕=国民に奉仕すべき官僚が、日本を危うくしている。経済安定を口実に、巨額の税金をつぎ込み銀行を救済したのは、自らの過ちを糊塗するため!? 腐敗の根源は「政官財」がもたれ合い、誰も責任をとらないシステムにある。具体的事例を挙げて検証し、病巣を徹底的に抉る。官僚が支配する国家は亡びる! 恥を忘れ日本を危うくしている政官財の行動に、怒りの鉄槌を下す! いま必読の告発の書! <『鵜の目 鷹の目 佐高の目』改題作品>
官僚たちの志と死
講談社文庫
公のため志に殉じ、命をけずって働いた、真の官僚たちがいた。癒着やタカリのはびこる官界の腐敗堕落の堕落した現状に鉄槌(てっつい)を下す、汲めども尽きぬ「気骨の精神」が、ここにある。山内豊徳、田辺俊彦、川原英之、そして伊東正義。特筆すべき4人の、毅然たる人生と壮絶な死に焦点をあて、男たちの生き方を綴った問題作。
日本大使館の犯罪
講談社文庫
ペルー大使公邸事件を解く鍵が、ここにある! ーー館員の著作を検閲し、国会議員の接待に明け暮れ、他国の日本語教育番組に干渉し、「憲法改正のためのクーデター」に言及する大使もいる。国民の大切な税金をムダ使いする、知られざる大使館の行状とは? 危機管理や外交を忘れて迷走する、大使館の呆れた実態を告発する! 迷走する大使館の実態。こんな外交官に日本を任せられるか!
自治官僚
講談社文庫
知事、副知事、総務部長など、都道府県の重要ポストは自治官僚によって独占されている.地方から日本を支配する自治官僚。大蔵省も恐れるパワーの秘密を解く! ーー地方から日本支配をたくらむ、自治官僚の全容をレポート。知事、副知事、総務部長はじめ、そのラインにつながる財政課長や地方課長など、都道府県を牛耳る重要ポストを占める自治官僚出向組の数には、目をみはるものがある。大蔵省が「最大の敵」と恐れる自治省パワーの秘密を解明する。
日本官僚白書
講談社文庫
田中(角栄)が倒れても、多くのミニ田中たちが政治を壟断(ろうだん)し、エゴの横車を押している時、「公」の意味を代弁すべき官僚たちは、ただ、それに屈服しているだけなのか。「官」と「民」の新しいあり方を求めて現代日本の官僚たちの「論理」と「心理」に迫ってみたーー「あとがき」より。具体的事例で迫る「お役所」の実態!
高級官僚 “霞が関帝国”の舞台裏
講談社文庫
官僚再編時代を迎えた今、「霞が関帝国」をめぐる覇権争いは、ますます激しさをましている。水面下で展開される高級官僚の新しい動きと狙いは何か? 許認可権と補助金行政をテコに、日本を裏から操りつつ、天下りと利権の蜜に群がる、新エリート集団の実態をえぐる。背広の下の発想、政官民で築く覇権と利権の動きを、綿密な調査で明かす力作。
大蔵官僚 超エリート集団の人脈と野望
講談社文庫
日本を実質支配し国家運営する、大蔵官僚の権力構造と生態。国家のなかの国家=大蔵省のすべてを解明! ーー「われら富士山、他は並びの山」と豪語し、他省庁はじめ政・財界までを操って日本を実質支配している大蔵官僚。その強大な支配構造のメカニズムやエリート・オブ・エリートとも呼ぶべき大蔵官僚の生態を、具体的に見事に浮き彫りにする。
警察官僚の時代
講談社文庫
戦前、警察と地方自治体を支配し、絶大な権力を誇っていた内務省出身の旧官僚たちが、不気味な復活をはじめた。史上はじめて首相になった旧内務省出の国会議員が、国鉄の民営化や教育臨調を強引におし進めている。警察権力と独占情報を駆使した彼らの、日本大改造の真の狙いは何か? 「日本の官僚」論。中央突破をはかる中曽根首相のもと、情報を独占した警察権力を駆使して権力新時代をたくらむ旧内務省出身者たちの全容をあばく!
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