
野獣駆けろ
ヤジュウカケロ
マイページに作品情報をお届け!
六本木の遊び人高松圭介の正体は、傭兵の経験を生かしたノンフィクション作家。社会派の大物作家が執筆中の問題作と闘ったことから友人は殺され、脅迫を受ける。獣の血が甦り、プロの殺し屋と対決する。洒落た会話と戦闘シーンの迫力、そして意外な真相……。人気ハードボイルド作家の息もつがせぬ傑作長篇。
TOPICS

最新刊情報
野獣駆けろ
発売日:1999年03月05日
大沢ハードボイルドど真ん中の豪速球!! デビュー作「陰の間」発表から30年後の今、続編の執筆を始めた社会派の大作家、辺見俊悟に、正体不明の脅迫が始まった。奇しくも辺見を護ることとなったのは高松圭介、六本木を棲み家とする元傭兵だ。圭介に迫る脅迫者の目的は?そして、続編の秘密とは?大沢在昌初期の大傑作、待望のノベルス版再刊行! ●著者のことば 人生をゲームとして生きる――そんな男に憧れている。暇つぶしに命を賭け、敗者に待つものが死だとわかっていても笑える男がいい。金もある、女性にも愛される。しかもクールで、闘う理由を問われたら「退屈だったから」と答えるような男だ。書いているうちに憮然としてしまった。彼我の差がありすぎる。読者には楽しんでもらいたい。