
君がくれた太陽
キミガクレタタイヨウ
マイページに作品情報をお届け!
戦前から被爆、そして復興の道をたどった広島の強さを伝えたいと、漫画家・松尾しよりが事前取材を重ねて紡ぎ、その圧倒的な世界観が今大きな話題を呼んでいる注目作品。「少女漫画において、あの日の広島をここまで描いた作品がこれまであったか?」という声に反映されるとおり、新聞やテレビなどで取り上げられ、大きな反響を呼び、11月と12月に2ヶ月連続でのコミックス刊行が緊急決定。上・下巻でお届けする、21世紀の広島・原爆物語の渾身作。 創業まもない福屋百貨店。その紳士服売り場に、毎週日曜に必ず現れては芙美子からネクタイを買ってゆく男がいた。革屋町(現・広島市中区本通)で八百屋を営むその客の名は寛二という。いつしか二人は恋に落ち、やがて夫婦となった。世相が厳しさを増そうとも、愛する子らとともにささやかな幸せを抱きしめる日々。二人、家族の、未来を思い描いていた。「広島の強さを伝えたい」――松尾しよりが渾身で描く、あの日の広島の物語。
TOPICS

君がくれた太陽(下)
発売日:2008年12月12日
戦前から被爆、そして復興の道をたどった広島の強さを伝えたいと、漫画家・松尾しよりが事前取材を重ねて紡ぎ、その圧倒的な世界観が今大きな話題を呼んでいる注目作品。「少女漫画において、あの日の広島をここまで描いた作品がこれまであったか?」という声に反映されるとおり、新聞やテレビなどで取り上げられ、大きな反響を呼び、11月と12月に2ヶ月連続でのコミックス刊行が緊急決定。上・下巻でお届けする、21世紀の広島・原爆物語の渾身作。 憲兵に捕えられた寛二。不安を隠しきれぬ芙美子が、愛する娘・朝子と笑子とともに向かった先は、やはりあの福屋百貨店。かつては白亜の殿堂と謳われた福屋は、迷彩に汚されていたものの、今も変わらず芙美子たちの希望の光だった。なんとか日々を過ごし、やがて解放された寛二と強く抱き合う芙美子。どんな毎日でも、明るく笑って生きることを誓い合う。しかし、そんな芙美子たち家族にも、あの日はやってきた――。