
「東京電力」研究 排除の系譜
トウキョウデンリョクケンキュウハイジョノケイフ
マイページに作品情報をお届け!
「東京電力」とは何だったのか? 原発事故で露見した「安全神話を守るために安全を度外視する」体質。労働組合を潰し、少数意見を監視し続ける一方で、上から下まで一体となって「人間開発」に邁進してきた歴史。これらはわれら日本人が戦後を通じて選択し、体験してきたことではないだろうか。かつて経済記者としてキャリアをスタートさせたジャーナリストが、自らの原点に立ち返り、集大成として追う巨大企業の歴史と将来。 我々はなぜ原発を選び強者に支配されることを望んできたのか――。 戦後の保守論壇形成。 最強を誇った労働組合の壊滅。 カリスマ経営者を称揚する世論――。 無関係とも思われるこれらの要素と密接にかかわり続けてきた、日本を代表するビッグ・ビジネス。 その本質はどこにあるのか? ノンフィクション誌「G2」に掲載され大反響を呼んだ大型ルポルタージュに5倍のボリュームとなる加筆。 圧倒的な取材を経て初めて明らかになる、日本人と巨大企業の戦後史!
TOPICS

「東京電力」研究 排除の系譜
発売日:2012年05月31日
「東京電力」とは何だったのか? 原発事故で露見した「安全神話を守るために安全を度外視する」体質。労働組合を潰し、少数意見を監視し続ける一方で、上から下まで一体となって「人間開発」に邁進してきた歴史。これらはわれら日本人が戦後を通じて選択し、体験してきたことではないだろうか。かつて経済記者としてキャリアをスタートさせたジャーナリストが、自らの原点に立ち返り、集大成として追う巨大企業の歴史と将来。 我々はなぜ原発を選び強者に支配されることを望んできたのか――。 戦後の保守論壇形成。 最強を誇った労働組合の壊滅。 カリスマ経営者を称揚する世論――。 無関係とも思われるこれらの要素と密接にかかわり続けてきた、日本を代表するビッグ・ビジネス。 その本質はどこにあるのか? ノンフィクション誌「G2」に掲載され大反響を呼んだ大型ルポルタージュに5倍のボリュームとなる加筆。 圧倒的な取材を経て初めて明らかになる、日本人と巨大企業の戦後史!