アレゴリ-の織物

アレゴリーの織物

アレゴリーノオリモノ

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ドイツバロックを素にアレゴリ-文学を考察普遍に対する特殊を求めるアレゴリ-文学.ドイツバロック文学のアレゴリ-性を論じたベンヤミンやコメレル等を中心に論考し,その魅力を見直す意欲的な長篇評論

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アレゴリーの織物
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アレゴリーの織物

発売日:2012年03月11日

卓逸なベンヤミン論 第二次世界大戦中、ナチスに追われピレネー山中で命を絶った20世紀最大の批評家、ヴァルター・ベンヤミン。彼の理解者でもある独創的思想家、テオドール・アドルノ。今なお世界に多大な影響を与え続ける稀代の思索者を、日本でいち早く受容した一人が川村二郎であった。“思想の生まれる場の雰囲気、ニュアンス”に力点を置き、偉大な先達への敬愛を込めて論じた、名著。 川村二郎 初めてベンヤミンについて書いたのは、四半世紀以上前のことになる。雑誌「展望」の1965年4月号に、「経験と原理―ルカーチとベンヤミン」と題して発表した文章がそれである。アドルノについては、雑誌「音楽芸術」の1967年4月号に発表した「ヴァーグナーの没落―アドルノに即して」である。…… この本を書いたのは、かつての不充分な紹介文を、補訂し、増幅し、あわよくば止揚したいという心づもりからである。 ――<「あとがき」より抜粋> ※本書は、1991年10月講談社刊『アレゴリーの織物』を底本としました。

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