新装版 画文集 炭鉱に生きる 地の底の人生記録

画文集 炭鉱に生きる 地の底の人生記録

ガブンシュウヤマニイキルタンコウチノソコノジンセイキロク

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ユネスコ「世界記憶遺産」登録を機に1967年に刊行された画文集を緊急復刊! 世界人類の記憶の殿堂に収められた、あるヤマ人(炭坑夫)の記録――。 山本作兵衛翁が孫たちの世代のために遺した文章と約150点の図版で、 明治・大正期の炭鉱のありのままの姿がいま再びよみがえる!! 50余年、筑豊で炭鉱夫として働き、還暦を過ぎて絵筆を握った作兵衛翁の炭坑画は、 民俗学者・宮本常一氏や記録文学作家・上野英信氏らから高い評価を受けていました。 美学生時代に作兵衛画を模写したこともある イラストレーター・南伸坊氏による装丁でデザインを一新し、 巻末には、詩人・金子光晴氏、作家・石牟礼道子氏、画家・菊畑茂久馬氏、南伸坊氏らによる当時の書評やエッセイを採録した新装版です。 【著者紹介】 山本作兵衛(やまもと・さくべえ) 明治25年(1892年)福岡県嘉穂郡笠松村鶴三緒(現飯塚市)生まれ。7歳から炭鉱に入り、父の仕事を手伝う。以来50余年、筑豊地方の炭鉱で働き続けてきた。 昭和33年(1958年)、「炭鉱の姿を記録して孫たちに残しておこう」と絵筆を握り、明治・大正・昭和の炭鉱の姿を描き始めた。昭和59年(1984年)、老衰により逝去。今年5月、585点の絵画や6点の日記などが、ユネスコが認定する「世界記憶遺産」に国内から初めて登録された。

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画文集 炭鉱に生きる 地の底の人生記録
最新刊情報

画文集 炭鉱に生きる 地の底の人生記録

発売日:2015年09月18日

「絵などといえるもんじゃござっせん。ヤマの下罪人のぶざまな一生の記録にすぎまっせん。ただ、炭鉱を知らん孫たちにかき残しておこうと思って」。生涯の大半を炭鉱で働いた老炭鉱夫が60代半ばにして初めて絵筆をとり、炭鉱の真実の記録を残した。その精細で色彩豊かな画は今も新鮮で、また綴られた文章は炭鉱に生きた人々の生活と慟哭を生々しく伝えている。日本の産業史を語る上で欠かせない偉大な業績! 「明治日本の産業革命遺産」世界遺産登録記念刊行。明治・大正期の炭鉱の暮らしをリアルに描き上げた作品として、日本初のユネスコ世界記憶遺産に登録。 「絵などといえるもんじゃござっせん。ヤマの下罪人のぶざまな一生の記録にすぎまっせん。ただ、炭鉱を知らん孫たちにかき残しておこうと思って」。 生涯の大半を炭鉱で働いた老炭鉱夫が60代半ばにして初めて絵筆をとり、誰も伝えてこなかった炭鉱の真実の記録を残した。その精細で色彩豊かな画は今も新鮮で、また綴られた文章は半世紀の時を超えて炭鉱に生きた人々の生活と慟哭を生々しく伝えている。日本の産業史を語る上で欠かせない偉大な業績!

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