
小さなトロールと大きな洪水
チイサナトロールトオオキナコウズイ
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暗くて寒い森の中。パパはいないし、おなかはペコペコ。こわい生きものも、たくさんいます。でも、ムーミントロールとママはすすみます。ほんもののお日さまの光にあふれる、あたたかい場所をもとめて。
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小さなトロールと大きな洪水 [新版]
07月15日発売予定
発売日:2025年07月15日
<空のような青い部屋、お日さまのような金色の部屋、それに水玉もようの部屋だ。屋根裏にはお客さん用の部屋もある。スニフ、きみのための部屋だよ> ニョロニョロたちといっしょにどこかへ行ってしまったムーミンパパをさがして、ムーミンママとムーミントロール、スニフがふしぎな世界を旅します。 このムーミン誕生の童話は、戦争中、トーベ・ヤンソンが自分自身の安らぎのために書いたもので、トーベ自身がみとめる、すばらしいハッピーエンドの物語です。 ムーミンの物語は全部で9冊あります。この『小さなトロールと大きな洪水(原題 SMATROLLEN OCH DEN STORA OVERSVAMNINGEN)』は、9巻目になっていますが、いちばん最初のムーミンの物語です。戦後すぐ1945年に刊行されたものの、ながらくその存在は忘れられており、最終巻『ムーミン谷の十一月』発売の21年後に新たに刊行されたため、小説集のいちばん最後の巻として収録されています。 講談社文庫では、1978年からムーミンの物語をご紹介してきました。ムーミン小説80周年の2025年、新しいカバーデザインに生まれ変わった新版で、トーベの手になる挿絵とともに、ムーミンの物語をお楽しみください。 《収録》 序文……トーベ・ヤンソン 訳者あとがき……冨原 眞弓 ムーミン谷の魅力 9『小さなトロールと大きな洪水』始まりの予感……冨原 眞弓 *中学生以上漢字にふりがな *この本は『ムーミン全集[新版]9 小さなトロールと大きな洪水』(2020年講談社刊)の文字づかい等を改めたものです。 (C)Moomin Characters (TM)