<自由>の条件
電子あり

<自由>の条件

ジユウノジヨウケン

マイページに作品情報をお届け!

他者がいなければ<自由>なのか? 他者がいればこそ<自由>ではないのか? 毎日出版文化賞受賞『ナショナリズムの由来』に続く大澤社会学の集大成。堂々の1000枚! 肥大化する「選択の自由」と「自己責任」。自由でありすぎることの息苦しさが意味するものは? もはや自明ではない「<自由>の条件」を問い直す、必読の書! 大澤社会学の集大成。堂々の1000枚! 肥大化する「選択の自由」と「自己責任」。自由でありすぎることの息苦しさが意味するものは? もはや自明ではない「自由の条件」を問い直す、必読の書!

TOPICS

〈自由〉の条件
最新刊情報

〈自由〉の条件

発売日:2018年11月09日

まず、自由についての思弁的、また社会学的な探究が進められる。やがて、現代社会における自由の本質的な困難が明らかになる。そこで、自由を自由たらしめている要因の原点まで遡ることで、〈自由〉が蘇生する可能性が示される。なんと、他者の存在こそが〈自由〉の本来的な構成要因なのである。つまり、〈自由〉とは、他者との共存、つまり〈公共性〉という問題へと展開されうるものなのである。 まず、自由についての思弁的、また社会学的な探究が進められる。 やがて、現代社会における自由の本質的な困難が明らかになる。 そこで、自由を自由たらしめている要因の原点まで遡ることで、 〈自由〉が蘇生する可能性が示される。 なんと、他者の存在こそが〈自由〉の本来的な構成要因なのである。 つまり、〈自由〉とは、他者との共存、 つまり〈公共性〉という問題へと展開されうるものなのである。 目次 1 自由と時間 開封前に舌打ちするひと/祈りの時間性/二つの名前/触るとき/男と女 2 現代社会における自由の困難 消極的自由/積極的契機の追補/蓋然性について/江夏の「この一球」と予期の階級的構成/資本の原理/不確実性を裏打ちする確実性/そして知っている者はどこにもいなくなった/リベラリズムの不可避の変質/回帰する超越性 3 記憶の困難 私は伝送された?/分身/スキゾは本当にやってきた/記憶の困難/死の欲動 4 もうひとつの〈自由〉 キリストの贖罪/〈自由〉のもう一つの可能性へ/不確定性の効用/マゾヒズム的転回/〈公共性〉に向けて 補遺 自由意志と因果関係

PUBLICATIONS

全2件