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あまりに野蛮な
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渾身の純文学長篇小説。台湾に暮らした日本女性の愛の手紙・日記。70年の時を経て甦る2人の女性の愛の人生。――女は思わず、海を振り返る。海に戻りたい。女は陸の世界におびえ、つぶやく。わたしは死なない。わたしは生きつづける。 津島佑子、渾身の純文学長編小説。 現代に生きるリーリーは、伯母のミーチャが夫にあてたラブレターを見つけ、読み続ける。そこには、夫に対するひたむきな愛が満ちあふれていた。
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最新刊情報
あまりに野蛮な 下
発売日:2016年07月09日
長い時間が経っても、たどりつけない悲しみ。 やがて物語は、深く静かに感動の海にすいこまれてゆく。 わたしたちは、それぞれに示されている道を辿り、 「人類の到るべき所」に向かう―― わたしたちの時間は、死によってしか閉じられない。 感動の第一級文学作品、ついに文庫化。