お面屋たまよし
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お面屋たまよし

オメンヤタマヨシ

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面作師のもとで修行する太良と甘楽。面とはふつう、縁日で見かける、子どものおもちゃを差す。けれども、いにしえから続く面作師は、縁日で売りだす屋号とは別の、裏の屋号を持っているものなのだ。そして、裏の屋号では、妖面というものが売られているのだった。妖面は願いをかなえてくれる面。妖面のうわさは、不思議なことに必要とする者の耳にだけ、届くのだという――。人であるゆえの喜怒哀楽をえがいた戦国ファンタジー! 面作師のもとで修行する太良と甘楽。 ふたりは面を売って、全国を渡りあるいている。 面とはふつう、縁日で見かける、子どものおもちゃを差す。けれども、いにしえから続く面作師は、縁日で売りだす屋号とは別の、裏の屋号を持っているものなのだ。 そして、裏の屋号では、妖面というものが売られているのだった。 妖面は願いをかなえてくれる面。 妖面をつければ、姿かたちを変えて、自分のなりたい人間になることができる。 しかし、その代償は大きく、一歩間違えば、妖面に取りこまれてしまう。 太良と甘楽は、危険なものと知りながら、光と闇のあいだで、妖面を売り歩いていくのだった。そうして、喜怒哀楽、人ゆえの苦しみを持った人びとに出会っていく。

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お面屋たまよし
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お面屋たまよし

発売日:2015年10月15日

面作師見習いとして、「お面屋たまよし」の屋号で面を売りながら旅を続ける少年・太良と甘楽。彼らが夜にだけ商う“妖面”を被れば、誰でも好きな姿に化けられる。しかし心が負の感情に傾けば、人ならぬものと化し、二度と元に戻れない。それでも人々は不思議な妖面を求めて、夜ごとお面屋を訪れては、欲と願いを満たそうとする。人の業にふれながら旅を続ける二人は何を見つめているのか。時代ファンタジー新登場!

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