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グランド・フィナーレ
グランドフィナーレ
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芥川賞受賞作 文学が、ようやく阿部和重に追いついた。 「神町」そして、ふたたび……。 土地の因縁がつなぐ物語。終わりという名のはじまり。 表題作「グランド・フィナーレ」ほか3篇を収録。
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グランド・フィナーレ
発売日:2007年07月13日
すべてを失ったとき、2人の女児と出会った―― 終わりという名のはじまり。 「2001年のクリスマスを境に、我が家の紐帯(ちゅうたい)は解(ほつ)れ」すべてを失った“わたし”は故郷に還る。そして「バスの走行音がジングルベルみたいに聞こえだした日曜日の夕方」2人の女児と出会った。神町(じんまち)――土地の因縁が紡ぐ物語。ここで何が終わり、はじまったのか。 第132回芥川賞受賞作。〈解説・高橋源一郎〉 これは、「人間」も「人間」の形をしたものにすぎないものも区別できない「小説」らしきものが横行するこの時代に登場した、ほんとうに数少ない「小説」の一つなのである。――<解説より>