ひねくれ一茶
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ひねくれ一茶

ヒネクレイッサ

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吉川英治文学賞に輝く傑作 信濃の椋鳥・小林一茶の独自の俳境を求めた壮烈な人生。 〈わが星は上総の空をうろつくか〉仰ぎ見る星、それは花嬌だ。上総・富津の織本家の若い未亡人花嬌だ。花嬌がこの世にいるだけで、存在の芯軸があるような気がするのだ。〈美しき団扇持ちけり未亡人〉──本文より

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ひねくれ一茶
最新刊情報

ひねくれ一茶

発売日:1995年09月06日

江戸の荒奉公で苦労の末、好きな俳諧にうち込み、貧窮の行脚俳人として放浪した修業時代。辛酸の後に柏原に帰り、故郷の大地で独自の句境を確立した晩年。ひねくれと童心の屈折の中から生まれた、わかりやすく自由な、美しい俳句。小林一茶の人間像を、愛着をこめて描き出した傑作長編小説。田辺文学の金字塔。

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