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やすらかに今はねむり給え・道
ヤスラカニイマハネムリタマエミチ
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昭和20年5月から原爆投下の8月9日までの日々――長崎の兵器工場に動員された女学生たちの苛酷な青春一瞬の光にのまれ、理不尽に消えてしまった〈生〉記録をたずね事実を基に、綿密に綴った被爆体験。谷崎潤一郎賞受賞作「やすらかに今はねむり給え」のほか恩師・友人たちの最期を鮮烈に描いた「道」を収録。鎮魂の思いをこめた林京子の原点。
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最新刊情報
やすらかに今はねむり給え/道
発売日:2016年02月11日
昭和二十年、長崎の兵器工場で奪われた女学生達の青春。 やがて作られた報告書には「不明」の文字がならんでいた。 消えてしまった「生」の記録を日記・資料を基に綿密に綴った事実の被爆体験。 無数の嘆きと理不尽さ、その年の五月から原爆投下の八月九日までの日々を、 忘れないように、繰り返さないように、という鎮魂の願い。 林京子の原典でもある谷崎潤一郎小受賞作。他「道」を収録。