逢わばや見ばや
電子あり

逢わばや見ばや

アワバヤミバヤ

マイページに作品情報をお届け!

月島と古本屋が私の学校だった。15才の少年は、たったひとりで上京し、古本屋の丁稚になった─―。世の中にもまれながら成長していく姿を描いて、笑いと感動を呼ぶ初の長編自伝小説。 私は月島に十三年住んだが、火の起こし方だけは最後まで身につかなっかた。 火だけではない。いろんなことを学んだが、すべて中途半端に終わった。 恥ずかしき所行の数々をつづったのが、本書である。いわば負、の自伝である。(「あとがき」より)

TOPICS

逢わばや見ばや 完結編
最新刊情報

逢わばや見ばや 完結編

発売日:2009年11月13日

月島の古本屋店員をしていた「私」は、巣立ちのときを迎え下町の風情が残る東京の西、高円寺に店を構える。やがて結婚し、古本の売行きが伸びなくなってくると独自に目録「書宴」を作りはじめた。「書宴」に書いたエッセイに目を留めた編集者の勧めで書籍になり、やがて小説家と古本屋の二足の草鞋を履くことになった。古書をこころから愛する著者による下町の人情と古書への愛情が詰まった傑作自伝的長編小説(講談社文庫)。 長編自伝小説、ついに完結。 古本屋は天職である、と信じていた 古本屋の小僧だった達ちゃんもついに独立。どことなく月島の雰囲気が漂う下町風の街・高円寺に古書店を構え、羽ばたきだす。本から薫る時代のにおいを伝えたくて、古書に携わってきた。夢を辿る途上に待っていた文学賞との出会い。だが、商売は畳まない。これは天職だから。自伝的長編小説、ついに完結。

PUBLICATIONS

全4件