逢わばや見ばや 完結編

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逢わばや見ばや 完結編

アワバヤミバヤカンケツヘン

講談社文庫

月島の古本屋店員をしていた「私」は、巣立ちのときを迎え下町の風情が残る東京の西、高円寺に店を構える。やがて結婚し、古本の売行きが伸びなくなってくると独自に目録「書宴」を作りはじめた。「書宴」に書いたエッセイに目を留めた編集者の勧めで書籍になり、やがて小説家と古本屋の二足の草鞋を履くことになった。古書をこころから愛する著者による下町の人情と古書への愛情が詰まった傑作自伝的長編小説(講談社文庫)。


長編自伝小説、ついに完結。
古本屋は天職である、と信じていた

古本屋の小僧だった達ちゃんもついに独立。どことなく月島の雰囲気が漂う下町風の街・高円寺に古書店を構え、羽ばたきだす。本から薫る時代のにおいを伝えたくて、古書に携わってきた。夢を辿る途上に待っていた文学賞との出会い。だが、商売は畳まない。これは天職だから。自伝的長編小説、ついに完結。


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目次

高円寺
玉手箱
縁起の良い店
マンガ長者
開店
栗饅頭
同居人
一キロいくら
おでんの匂い
感謝デー
生煮え
八人
サクラ
芋版
カラス
家鳴り
十円コピー
書宴
追ってがき
くじ引き
紙くず
未記載
原作家
東京タワー
両国駅

地縁
面接
掛け声
夜分
我慢
モンジャ
試食
木札
漢詩
誕生日
白い手
生卵
写真
葉唐
再会
赤い下着
黒い湯
タオルの魚
まごころ
消滅
いなご文庫
寄贈図書
時代のにおい


書名について=あとがき
公園通りのクレープ店=文庫版あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2009年11月13日

ISBN

9784062765121

判型

A6

価格

定価:639円(本体581円)

ページ数

272ページ

シリーズ

講談社文庫

電子版

発売日

2012年10月26日

JDCN

0627651200100011000Y

初出

『室内』2001年8月号~2005年4月号(「消滅」以降は書き下ろし)、2006年11月に小社より単行本として刊行。

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