加賀百万石
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加賀百万石

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前田三代の剛気と絢爛! 前田利家の作りあげた戦国武将のバサラ魂。家康・秀忠に対する利長・利光、大藩の気概! 元和2年(1616)4月、家康は病篤く、薨去に先立ち、前田利光ら諸候を召し寄せ、遺言をした。家康は、わが死後に謀叛をする輩があらわれたときは、徳川家の総力をあげて対戦するとの決意を表わし、諸大名を威嚇した。家康は前田利光に、つぎのようにいった。「儂は前田の身代を取りつぶすよう、たびたび申して参ったが、秀忠はいかにしても同心をいたさず、今に至りしよ。されば、そのほうは儂に恩義はいささかもなく、ただただ秀忠が恩によりて今日ありと心得よ。この儀を忘却いたすでないぞ」──(本文から)

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加賀百万石
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加賀百万石

発売日:1999年09月06日

加賀前田家三代の絢爛たる世を描く長編力作ーー宿敵・徳川家康の暗殺を断念して逝った、戦国バサラ大名・前田利家。あとを継いだ利長・利光らは、家康の嗣子・秀忠の助言で命を救われたものの、利家の正室・芳春院を人質として召し出されることになった。豊臣秀吉の盟友として大藩を誇った前田家が、徳川家との確執をへて、加賀の地に栄耀栄華を誇るまでを描く、長編力作。

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