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夏の吐息
ナツノトイキ
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世界のどこに行っても地の果てにいても私はあなたを待っている 豊饒の時を迎えた女たち 6つの愛のかたち この世のものは、こんなふうにすべて自分になじんでいるのだ、とわたしは思った。カズや浅丘はもちろんのこと、いろいろとうまくいかない仕事や人間関係にしたって全部、それなりにわたしになじんでいる。手垢のついた家具みたいになっているし、今はそうでないものも、そのうちきっと、そうなっていくに違いないのである。――<「春爛漫」より>
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夏の吐息
発売日:2008年06月13日
永遠に待ち続けると思うのです。世界のどこに行っても、地の果てにいても、私はあなたを待っている。――6年前、突如行方が分からなくなった恋人を待つ女性のモノローグからなる表題作他、濃厚な死の影の間近で紡がれる詩情。著者自ら「この六編を超える作品はもう書けないかもしれない」と語る傑作短編集。 「この6編を超える作品は、もう書けないかもしれません。」――小池真理子 永遠に待ち続けると思うのです。世界のどこに行っても、地の果てにいても、私はあなたを待っている。――6年前、突如行方が分からなくなった恋人を待つ女性のモノローグからなる表題作他、濃厚な死の影の間近で紡がれる詩情。著者自ら「この六編を超える作品はもう書けないかもしれない」と語る傑作短編集。