丸山眞男を読みなおす
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丸山眞男を読みなおす

マルヤママサオヲヨミナオス

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戦後日本最大の知性は日本思想に何を見たか 丸山眞男は西洋近代至上主義者・国民国家至上主義者だったのか。丸山が「主体性」論で追究しようとしていたものは何か。著作、講義録をいま一度丁寧に読みなおし、「他者感覚」「自己内対話」など新たな視点から、誤解されがちな丸山思想の可能性を探る。 【目次】 はじめに 第一章  主体性と国家 1 近代の「個人主義的国家」への批判 2 京都学派との関わり 3 近代主義への変貌 第二章  「自然」と「作為」 1 江戸時代における近代化 2 「自然」の思想家 3 徂徠論の抱える問題点 第三章  超越と他者 1 戦後の日本人と「自由」 2 近代的「自由」への反省 3 ナショナリズムの変容 4 相対主義に耐える力 第四章  「開国」と「原型」 1 「開国」への注目 2 「原型」論の登場 3 「原型」とはなにか 第五章  「原型」と「原型を超えた思想」 1 六〇年代の講義 2 カオスとしての「原型」 3 「原型を超えた思想」をどう捉えるか 第六章  日本思想史の構想 1──天皇制 1 天皇制の基本的特色 2 「まつりごと」の構造 3 天皇制と儒教的政治観 4 『神皇正統記』の意義 第七章  日本思想史の構想 2──武士のエートス 1 近代化と武士道 2 武士のエートスの発生 3 武士の「道理」 4 鎌倉時代以降の武士 5 『葉隠』の主体性 6 武士道と「忠君愛国」 第八章  日本思想史の構想 3──仏教とキリスト教 1 十七条憲法 2 「原型」による仏教理解の変容 3 鎌倉新仏教の意義 4 キリシタン 第九章  日本思想史の構想 4──近世思想 1 幕藩体制の基本的性格 2 近世儒教の変容 3 儒教の普遍的契機の意義 第一〇章 異質なものとの対話 1 超越的なものの風化 2 「原型」と「原型を超えた思想」との統合 3 複数の観点 終章   「他者感覚」から「自己内対話」へ 註 あとがき 索引

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発売日:2009年03月12日

戦後日本最大の知性は日本思想に何を見たか 丸山眞男は西洋近代至上主義者・国民国家至上主義者だったのか。丸山が「主体性」論で追究しようとしていたものは何か。著作、講義録をいま一度丁寧に読みなおし、「他者感覚」「自己内対話」など新たな視点から、誤解されがちな丸山思想の可能性を探る。 【目次】 はじめに 第一章  主体性と国家 1 近代の「個人主義的国家」への批判 2 京都学派との関わり 3 近代主義への変貌 第二章  「自然」と「作為」 1 江戸時代における近代化 2 「自然」の思想家 3 徂徠論の抱える問題点 第三章  超越と他者 1 戦後の日本人と「自由」 2 近代的「自由」への反省 3 ナショナリズムの変容 4 相対主義に耐える力 第四章  「開国」と「原型」 1 「開国」への注目 2 「原型」論の登場 3 「原型」とはなにか 第五章  「原型」と「原型を超えた思想」 1 六〇年代の講義 2 カオスとしての「原型」 3 「原型を超えた思想」をどう捉えるか 第六章  日本思想史の構想 1──天皇制 1 天皇制の基本的特色 2 「まつりごと」の構造 3 天皇制と儒教的政治観 4 『神皇正統記』の意義 第七章  日本思想史の構想 2──武士のエートス 1 近代化と武士道 2 武士のエートスの発生 3 武士の「道理」 4 鎌倉時代以降の武士 5 『葉隠』の主体性 6 武士道と「忠君愛国」 第八章  日本思想史の構想 3──仏教とキリスト教 1 十七条憲法 2 「原型」による仏教理解の変容 3 鎌倉新仏教の意義 4 キリシタン 第九章  日本思想史の構想 4──近世思想 1 幕藩体制の基本的性格 2 近世儒教の変容 3 儒教の普遍的契機の意義 第一〇章 異質なものとの対話 1 超越的なものの風化 2 「原型」と「原型を超えた思想」との統合 3 複数の観点 終章   「他者感覚」から「自己内対話」へ 註 あとがき 索引

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