
月が眠る家
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この館には、だれか、いる。この館には、なにか、ある――。 うち捨てられた洋館で始まる運命の恋の物語 桂木悠由(かつらぎゆうゆ)は中学1年。3つのとき「レインボーホーム」に預けられ、両親の顔を知らずに育った。ある日悠由は、朽ちはてた洋館で1匹の子犬を見つける。えさをやりに通ううち、美しい少年が現れる。三枝流(さえぐさりゅう)と名のったその少年の暗い瞳が、悠由の心に焼きついた――それが、2人の運命的な出会いの瞬間だった。ミステリアスな恋物語(ラブストーリー)、スタート!
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月が眠る家(5)
発売日:2005年09月24日
「出会えてよかった……生まれてきてくれて、ありがとう」 ―ちぎれた運命の糸が、今、ここに、ひとつにつながる― リュウがさがしていた、悠由(ゆうゆ)の母の幼なじみとは、ルナの母、愛子だった。愛子はリュウとルナにすべてを語る。バレエ公演で見たプリマに実の母とも知らずあこがれる悠由に、ルナは真実を告げる。母子の再会の場となった都内の病院にかけつけたリュウが見たものは……。そして、運命的な出会いの舞台だったあの洋館は、その役目を終えようとしていた――。感動長編、完結!