呉越春秋 湖底の城 第一巻
電子あり

呉越春秋 湖底の城

マイページに作品情報をお届け!

春秋から戦国へ、中国史上もっとも苛烈な時代に若き伍子胥(ごししょ)は己れの道をもとめた! 「三国志」の時代から遡ること600年あまり、ついに、あの呉越の人間ドラマが小説化! 江水流域を舞台に描く、中国歴史小説の新境地待望の第1巻! 伍子胥は、父に向かってまっすぐに言う。「善をなすふりをして悪をなすことほど、悪いことはないとおもいます」父・伍奢(ごしゃ)は思った。「この子を教えるのは、人ではなく天だ」と。豊かな水をたたえる長大な江水の流域で、春秋時代後期に霸権を争う、楚、呉、越。楚の人、伍子胥は堂々たる体軀で将来を嘱望される青年である。父は、王に重用され要職をつとめる。伍子胥は、呉との国境近くの邑・棠を治める兄・伍尚を助けるため船に乗り、江水を往く。強い信念をもち、父兄を尊敬する伍子胥は、地位や身分を越えてさまざまな人と出会い、歩むべき道を探していた。

TOPICS

呉越春秋 湖底の城 九
最新刊情報

呉越春秋 湖底の城 九

発売日:2020年09月15日

9年の歳月をかけて紡がれた至高の一大叙事詩、ここに完結! 越王・句践が呉の王宮に身を移されてから二年余。 呉が陳へ攻め入った報を受け、越の大夫・范蠡と諸稽郢は、使者として呉へ向かう。 そこで呉王・夫差は、句践の帰国を許すかわりに、二人に呉都にとどまるよう命じるのだった。 伍子胥と范蠡、二人の英傑の運命を雄大に描く中国歴史ロマンの傑作、ついに完結!

PUBLICATIONS

全18件