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江戸の怪奇譚
エドノカイキタン
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人はこんなにも恐ろしい 口から針を吐く少女。殺人鬼に豹変したまじめな旗本。遊女の亡霊のしわざか、物の怪の悪戯か――今も昔も本当に怖いのは、人の心の闇が生んだ「現実」。 なんらかの事情で養育者のない赤ちゃんを養育金付きで引き取り、殺してしまう残忍無比の犯罪――。 とはいえ、もらい子殺人は江戸でしばしば繰り返されていたようです。心優しい読者の中には、人情味あふれる江戸の町で、子殺しが行われたとは考えられないという人もいるかもしれません。でも悲しいかな、現実にもう一歩踏み込めば、「天国」はまぎれもない「地獄」と背中合わせだったのです。――<「奇病」より>
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江戸の怪奇譚
発売日:2010年03月12日
口から針を吐く少女。殺人鬼へと豹変した真面目な旗本の亡霊。突如、母親を切り刻んだ3人の子……江戸の人々を震撼させた怪事件は妖怪や怨霊の仕業なのか。その背後に浮かび上がるのは拉致、虐待、いじめ、ストリートチルドレンなど、現代社会にも通底する諸問題だった。今も昔も本当に怖いのは、人の心。 口から針を吐く少女。 殺人鬼へと豹変した真面目な旗本の亡霊。突如、母親を切り刻んだ3人の子…… 江戸の人々を震撼させた怪事件は妖怪や怨霊の仕業なのか。 その背後に浮かび上がるのは拉致、虐待、イジメ、ストリートチルドレンなど、現代社会にも通底する諸問題だった。 今も昔も本当に怖いのは、人の心。