
江戸滑稽化物尽くし
エドコッケイバケモノヅクシツクシ
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豆腐小僧が、ももんがあが、見越入道が嗤う 粋人に憧れる見越入道、幽霊にはめられた「ももんがあ」。 ドジで憎めない化物たちが江戸の町を闊歩する。 黄表紙に繰り広げられる珍妙な存在を通して、駄洒落・パロディー・諷刺に喝采した江戸っ子の心性を考察する。
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江戸滑稽化物尽くし
発売日:2011年08月12日
豆腐小僧、ももんがあ、見越入道が嗤う―― 黄表紙から飛び出したドジで憎めない妖怪たち 異類と「笑い」をめぐる江戸っ子の心性とはなにか 絵と文章で構成され、江戸時代中期、社会風潮や流行をパロディー化する大衆文学としてさかんになった黄表紙。そこに登場する、人間社会に興味津々な化物たちが巻き起こす数々の「笑い」は、現代を生きる我々に何を伝えるのか。化物という「異文化」を通し、江戸時代の生活様式や価値観、江戸っ子の心性を鮮やかに描き出した、異色の近世文学研究。