
作家の値段 『新宝島』の夢
サッカノネダンシン"タカラジマノユメ
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古書価を明記した画期的な評論エッセイ、待望の第2弾! 驚きの高値。意外な安値。古本屋だけが知っている本当の本の話 ●手塚治虫を著者が古書界にはじめて出品。どう値付する? ●初版部数の多い藤沢周平作品で1点だけある「珍しい本」とは。 ●池波正太郎の代表作『鬼平犯科帳』、なかなか見つからない1冊は。 ●みずから装幀に凝りに凝ったという谷崎潤一郎、漆塗本のお値段は。 「それから『春琴抄』には著者と刊行者用の特別本がある」 「へぇ。特別本」 「黒と朱で3冊作られたというんだけど、17年前に某古書店の目録に載ったよ」 「いくら?」 「確か850万円だった」 「ヒャー。谷崎本収集の、これは最大難関だね」――<本文「谷崎潤一郎」より>
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作家の値段 『新宝島』の夢
発売日:2010年10月20日
古書価を明記した画期的な評論エッセイ、待望の第2弾! 驚きの高値。意外な安値。古本屋だけが知っている本当の本の話 ●手塚治虫を著者が古書界にはじめて出品。どう値付する? ●初版部数の多い藤沢周平作品で1点だけある「珍しい本」とは。 ●池波正太郎の代表作『鬼平犯科帳』、なかなか見つからない1冊は。 ●みずから装幀に凝りに凝ったという谷崎潤一郎、漆塗本のお値段は。 「それから『春琴抄』には著者と刊行者用の特別本がある」 「へぇ。特別本」 「黒と朱で3冊作られたというんだけど、17年前に某古書店の目録に載ったよ」 「いくら?」 「確か850万円だった」 「ヒャー。谷崎本収集の、これは最大難関だね」――<本文「谷崎潤一郎」より>