司法記者
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シホウキシャ

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佐々木譲氏絶賛! 「圧倒的なリアリティ! 取材では書き得ない迫力。 いま検察が抱える問題を鋭く指し示す、きわめて同時代的な問題作! 地検特捜部のありようを、現実に生きる検察官の姿を、ここまで生々しく描き切った小説はこれまであったろうか。わたしたちはいま『検察小説』という新しいジャンルの誕生を見たのかもしれない。これからも検察の内部からこれほど情報性豊かなエンターテインメントが続けて生まれてきたら、と、職業作家として、わたしは少しおののいている。」 密室の女性記者死体・大物政治家「政治とカネ」疑惑――二つの事件が交差するとき、驚愕の真実が明らかに。検察を知り尽くす謎の作家、鮮烈なデビュー作! 「騙されるな。気合を入れて叩き割れ!」 「……そんな供述のどこが真実なんだ」 美貌の女性記者はなぜ殺されたのか? 口を閉ざし続ける容疑者の守り通す秘密とは……。 特捜検事が、巨大組織の壁の中で、孤独な闘いに挑む!

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発売日:2014年04月15日

地検特捜部が追うゼネコン汚職事件は中央政界にも波及していた。元国交相の収賄疑惑という大スクープの直後、掲載紙の美人記者が絞殺された。逮捕されたライバル紙記者は殺人容疑を全面否認、何かを隠し沈黙する。悲劇の裏に潜むのは、スクープを求める記者の意地と、「正義」と銘打たれた特捜部の横暴で杜撰な捜査だった。記者が守る「秘密」を唯一知る特捜検事は、己が所属する「日本最強の捜査機関」との対決を決意する。 県知事への献金に端を発したゼネコン汚職事件は、中央政界にも波及していた。 元国交相の収賄疑惑という大スクープの直後、掲載紙の美人記者が絞殺された。遺体が発見されたのはライバル紙記者の自宅。ともに司法記者クラブに詰める二人には面識があり、状況からも彼以外に犯行は不可能。しかし記者は殺人容疑を全面否認、何かを隠し沈黙する。 悲劇の裏に潜むのは、過激なスクープを求める記者の欲と、「正義」と銘打たれた特捜部の、横暴で杜撰な捜査だった。 記者の「秘密」を知っているのはたった一人の特捜検事だけ。正義にあこがれて目指した検察特捜部の実情に絶望した彼は、禁じられたマスコミとの接触を図っていたのだ。 殺人事件を知った彼は記者との潔白を証明するため、「日本最強の捜査機関」検察特捜部との対決を決意する。自身も所属するその機関への反逆は、検事人生を危険にさらすことを意味していた。 内部にいた人間しか書けない検察不祥事の根幹がここにある。 「ヤメ検」弁護士があえて「小説」として描いた、検察と司法メディアの正体。 佐々木讓氏絶賛の問題作、ついに文庫化&2014年5月よりWOWOWでドラマ化!

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