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志ん生的、文楽的
シンショウテキブンラクテキ
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待ってました ご用とお急ぎの方こそ読まれたし 8代目文楽の語りの向こうに江戸の崩壊を見、5代目志ん生の噺の彼方に黄塵万丈の大陸風景を幻視する。これぞ平岡流落語論だ! <主な内容> ●頭蓋骨の中の桂文楽 ●水に落ちた幇間はぶちのめすべし ●文楽の「つるつる」 ●志ん生の「つるつる」 ●遠くちらちら火の手が見える ●満洲における志ん生、圓生、森繁 ●「野ざらし」マンハッタン ●穴どろ三人衆 ●それからの「穴どろ」と志ん生の「富久」 ●「悋気の火の玉」論より証拠藁人形 ●文楽と志ん生の「締め込み」くらべ ●「寝床」の文楽と志ん生 ●「松山鏡」および「厩火事」の民話 ●「芝浜」の文楽ヴァージョンはあったのか ●落語の波止場と不心中 ●巨匠が源内と言いまちがえた理由 ●「居残り佐平次」と村岡伊平治 ●戦後落語の黒い背骨 ●志ん生「らくだ」と老舎『駱駝祥子』 ほか14本