
十二月のひまわり
ジュウニガツノヒマワリ12
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捨てたはずの過去が、降りつもる。 練達の筆致が織りなす珠玉の作品集 老舗の温泉旅館の息子と、下働きの息子。複雑な感情を抱きあいながらも、ともに成長した2人の前に、ひとりの女が現れる。やがて訪れる破局。そして再会。 表題作「十二月のひまわり」他、全5編を収録。
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十二月のひまわり
発売日:2005年12月15日
過去と向き合うとき封じた想いが溢れだす 旅館の跡取りと下働きの息子。境遇の違いから少年時代に抱いた殺意を負い目に、想いを寄せた遥子も伸介に譲り生きてきた相楽。遥子の死、伸介の失踪後も、娘の樹里を支え借金を肩代わりした。遥子の命日、樹里のピアノの余韻の中で明かされる苦い真実――表題作ほか人生の哀感を織り込んだ名手の作品集。