成熟する江戸

成熟する江戸

セイジュクスルエド

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坩堝・大江戸を彩る無名人の息吹き 社会の分節構造と路地裏の細密画 18世紀、「江戸」は社会的に成熟をとげた。上層には豪商三井越後屋などが君臨し、最下層には貧しい乞食僧や芸能者が身分的な周縁を形作っていた。各階層の溶け合う小宇宙たる大都市の、絢爛絵巻の内実とは。また青物市場や魚河岸に集う人々の営みやネットワークとは。前近代の達成である成熟の諸相を、ミクロの視点から描き出す。

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成熟する江戸 日本の歴史17
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成熟する江戸 日本の歴史17

発売日:2009年11月11日

路地裏の細密画が語る「小さな」歴史 十八世紀、社会的成熟をとげた「江戸」。それは豪商などが君臨する上層から貧しい乞{こつ}食{じき}=勧進層や芸能者が身分的周縁を形作った最下層まで、様々な階層が溶け合う小宇宙たる大都市だった。 そのさまを現代に伝える絢爛絵巻の内実とは何か。また、人々の営みやネットワークとはどのようなものか。前近代の達成である成熟の諸相をミクロの視点から描き出す。

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