素浪人半四郎百鬼夜行(一) 鬼溜まりの闇

素浪人半四郎百鬼夜行

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家老の跡取に怪我を負わせ廃嫡させた榊半四郎は江戸に出て素浪人となった。兄の仇を取るはずの弟は仇討ち決行を臆す弱腰。仇討ちを受けることができず江戸の暮らしにも望みが見えず、半四郎は生きる気力を失う。「やはり死のう」と刀を引き抜いたとき、半四郎のそばに妖しい火の玉が浮かぶ。謎の老人・聊異斎は半四郎に本人も知らぬ怪異に対峙する力があると気づき、半四郎を子守と子供が神隠しに遭ったという屋敷に連れて行く。 家老の跡取りを剣術稽古の際に怪我を負わせ廃嫡させた榊半四郎は江戸に出て素浪人となった。兄の仇を取るため江戸に上った弟は仇討ち決行を臆す弱腰で、半四郎はいくばくかの金子を与えられ藩を召し放ち(追放)になる。仇討ちを受けることができず江戸の暮らしにも望みが見えず、生きる気力を失う半四郎。「やはり死のう」と刀を引き抜いたとき、半四郎はそばに火の玉が浮かぶ。火の玉を斬らんとする半四郎を止めに現れた謎の老人・聊異斎と小僧・捨吉。聊異斎は半四郎に本人も知らぬ怪異に対峙する力があると気づき、半四郎を子守と子供が神隠しに遭ったという屋敷に連れて行く。

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素浪人半四郎百鬼夜行(拾遺) 追憶の翰
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素浪人半四郎百鬼夜行(拾遺) 追憶の翰

発売日:2017年01月13日

浅間山大噴火に山守となって身を挺して闘った半四郎と聊異斎、捨吉の生死はようと知れない。噴火後、大飢饉が起き江戸は百姓一揆に襲われた。怪異を辿る流浪の旅は終わるのか? 不幸な網子の船幽霊など、噴火前年の怪異探索行を寂寥と味わいに満ちた筆致で記す大河伝奇時代小説、感動の最終巻。 ウェブサイト「時代小説SHOW」で2015年度書下ろし時代小説堂々1位! 「この時代小説がすごい!」(宝島社)でも2年連続ランクイン!

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