中世の文藝
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中世再考

チュウセイサイコウ

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幽玄・優艶・有心など、日本的美意識の多くは、変転つねなき動乱のさなかに和歌・能・笛・琴などの「道」に精進を重ねた中世人によって生み出された。風流の極地に我が身を解放することにより、有限の生のなかで永遠を求めんとした「道」の理念を説き、宗祗の連歌と世阿弥の能を楕円の両焦点とした中世文藝の深遠豊饒な世界を明確に論述する。全5巻の大著「日本文藝史」に先行して執筆された珠玉作。

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中世再考
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中世再考

発売日:2000年11月10日

日本中世史の諸説に様々な疑問を提出した小論集。「平民の自由」「民衆の生活史」「東国と西国」「百姓」「海民」など、著者が現在も徹底して追究し、多くの成果をあげている、数多くの研究主題の原点が提示されている。常民文化研究所で著者に強い影響を与えた民俗学者、宮本常一に関する論考も収録。

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