天下泰平

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テンカタイヘイ

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軍事凍結。 繁栄へと歩む光と影 元和偃武が成り、〈東照大権現〉の鎮護のもと徳川幕府は、対外的には〈鎖国〉という虚構の〈華夷秩序〉をうち立て、国内には〈徳川の平和〉を実現する。 武力を凍結された軍事集団、武士は自らをどう変えていくのか。戦乱の世を通じて獲得された人々の〈自治〉は、この新しい武家国家とどう折り合いをつけ、近世の町・村の仕組みを生み出していくのか。開かれゆく知の世界と、元禄社会の陰翳。

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天下泰平 日本の歴史16
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天下泰平 日本の歴史16

発売日:2009年10月14日

長い戦乱の世から武士の平和の世へ文治の始まりと大衆文化の広がり 大坂の陣、島原の乱を経て、<徳川の平和>が実現した。中世末期から続いた戦乱は終わりを告げた。人々が冀(こいねが)ってきた泰平の世はどのようにして確立したのだろうか。武力の凍結、諸法度の制定、「訴」の制度の樹立。新しく生み出された徳川家と諸大名、また公家の関係、町や村の仕組みなどを解析し、情報と知が大衆化した<書物の時代>出現の過程を追う。

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