
白く長い廊下
シロクナガイロウカ
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医療事故か?巧妙に仕組まれた殺人事件か?現役外科医が挑戦した乱歩賞史上初の医学ミステリー! 第38回江戸川乱歩賞受賞作。 医療現場の問題点も鋭く抉る意欲作!! ●選評より [生島治郎氏] 医学の専門知識を扱いながら、それをふつうの読者にも通じるような平明さで描いてあるところはさすがである。 この新人は今後も医学的な世界を描くだろうが、専門的な知識を武器にしながらも、専門的でない読者を魅了する世界を描ける書き手ではないかと思う。 [西木政明氏] 一見唐突に登場した人物が、実はちゃんとした必然性にもとづいて物語の中に組み込まれていることが、しだいに明らかになる。 人物にかぎらずつぎつぎに敷設される伏線のいずれにも、きっちりとした答えが用意されている。すべてに目配りが行き届き、安心して物語の世界に身をゆだねることが出来た。
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白く長い廊下
発売日:1995年07月06日
十二指腸潰瘍手術後の患者が、長い廊下を病室に運ばれる途中に容体が急変、死亡した。医療事故か? 巧妙に仕組まれた殺人事件か? 責任を問われた麻酔担当医・窪島は、独自に調査を開始し、意外な真相に辿り着く……。しかし、その時、彼はすでに大学の医局間の複雑な対立の中に、足を踏み入れてしまっていた。’92年度江戸川乱歩賞受賞作。現役の外科医が挑戦した、乱歩賞初の医学ミステリー。(講談社文庫) 十二指腸潰瘍手術後の患者が、長い廊下を病室に運ばれる途中に容体が急変、死亡した。責任を問われた麻酔担当医窪島は、独自に調査を開始し、意外な真相に辿り着く。しかし、その時は、彼は大学の医局間の複雑な対立の中に、足を踏み入れてしまっていた。’92年度江戸川乱歩賞受賞作。乱歩賞初の医学ミステリー。