
弁証法とイロニー 戦前の日本哲学
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田辺元と保田与重郎を二つの極に、ハイデガー・ベンヤミンらと同時代の思想的営為として戦前日本の思想を読み解く比較哲学史の試み。 戦前期、「近代」を問う日本の知識人たちは何を思想的課題とし、何を思考し続けていたのか。田辺元の「弁証法」と保田与重郎の「イロニー」を二つの極に、三木清の「人間学」・萩原朔太郎の「デカダンス」の思想を媒介項とすることにより戦前期昭和思想の思想地図を大幅に書き換える。同時に、ハイデガー・ベンヤミンらと同時代の思想的営為として世界の哲学思潮の中に戦前期昭和の思想を位置づける画期的著作。 【目次】 プロローグ──なぜこの二つの語なのか 第一章 田辺元の弁証法、あるいは発出論批判 第二章 架橋的思索者としての三木清 第三章 イデオロギー論とイロニー──三木清と保田与重郎の交わるところ エピローグ──比較哲学史のすすめ 注 あとがき
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弁証法とイロニー 戦前の日本哲学
発売日:2013年05月10日
田辺元と保田与重郎を二つの極に、ハイデガー・ベンヤミンらと同時代の思想的営為として戦前日本の思想を読み解く比較哲学史の試み。 戦前期、「近代」を問う日本の知識人たちは何を思想的課題とし、何を思考し続けていたのか。田辺元の「弁証法」と保田与重郎の「イロニー」を二つの極に、三木清の「人間学」・萩原朔太郎の「デカダンス」の思想を媒介項とすることにより戦前期昭和思想の思想地図を大幅に書き換える。同時に、ハイデガー・ベンヤミンらと同時代の思想的営為として世界の哲学思潮の中に戦前期昭和の思想を位置づける画期的著作。 【目次】 プロローグ──なぜこの二つの語なのか 第一章 田辺元の弁証法、あるいは発出論批判 第二章 架橋的思索者としての三木清 第三章 イデオロギー論とイロニー──三木清と保田与重郎の交わるところ エピローグ──比較哲学史のすすめ 注 あとがき