弁証法とイロニー 戦前の日本哲学

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弁証法とイロニー 戦前の日本哲学

ベンシヨウホウトイロニーセンゼンノニホンテツガク

講談社選書メチエ

田辺元と保田与重郎を二つの極に、ハイデガー・ベンヤミンらと同時代の思想的営為として戦前日本の思想を読み解く比較哲学史の試み。
戦前期、「近代」を問う日本の知識人たちは何を思想的課題とし、何を思考し続けていたのか。田辺元の「弁証法」と保田与重郎の「イロニー」を二つの極に、三木清の「人間学」・萩原朔太郎の「デカダンス」の思想を媒介項とすることにより戦前期昭和思想の思想地図を大幅に書き換える。同時に、ハイデガー・ベンヤミンらと同時代の思想的営為として世界の哲学思潮の中に戦前期昭和の思想を位置づける画期的著作。

【目次】
プロローグ──なぜこの二つの語なのか
第一章 田辺元の弁証法、あるいは発出論批判
第二章 架橋的思索者としての三木清
第三章 イデオロギー論とイロニー──三木清と保田与重郎の交わるところ
エピローグ──比較哲学史のすすめ

あとがき


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目次

プロローグ──なぜこの二つの語なのか
第一章 田辺元の弁証法、あるいは発出論批判
第二章 架橋的思索者としての三木清
第三章 イデオロギー論とイロニー──三木清と保田与重郎の交わるところ
エピローグ──比較哲学史のすすめ

あとがき

書誌情報

紙版

発売日

2013年05月10日

ISBN

9784062585538

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

通巻番号

550

ページ数

216ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

電子版

発売日

2015年07月24日

JDCN

0625855300100011000C

著者紹介

著: 菅原 潤(スガワラ ジュン)

1963年生。東北大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、長崎大学環境科学部教授。専門は近現代ドイツ思想、環境哲学。著書に『シェリング哲学の逆説』(北樹出版、2001年)『環境倫理学入門』(昭和堂、2007年)『昭和思想とシェリング』(萌書房、2008年)がある。

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