青空に飛ぶ
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青空に飛ぶ

アオゾラニトブ

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終わらないいじめ。理解されない苦しみ。人生に絶望し、自殺を考える少年・萩原友人。彼が出会ったのは、太平洋戦争時、9回にも及ぶ特攻から生還を果たした佐々木友次さんだった。「どうして、そんなに苦しい状況で、“生きよう”と思い続けられたんだろう」佐々木が所属した万朶隊の物語、そして佐々木自身の言葉を前に、友人の傷ついた心は少しづつ前を向き始めるが……。 2015年10月。中学2年生の萩原友人は、伯母の住む札幌を訪れる。それはいじめられる日々からの束の間の逃避であった。友人はひょんなことから伯母の勤務する病院に神風特攻隊の有名人・佐々木友次が入院していることを知る。 いじめの苦しさから逃れるため、自殺を試みるも思いとどまった友人は、伯母の勤める病院に向かい、佐々木の病室を見つける。佐々木は9回特攻に出撃し、9回とも生還したのだという。特攻隊と佐々木に関心を持った友人は、古本屋で『陸軍特別攻撃隊』を手にする。そこに書かれていたのは、敵艦への体当たりという任務を負った万朶隊の物語であった。

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青空に飛ぶ
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青空に飛ぶ

発売日:2019年08月09日

命の終わりは自分で決めるものじゃない。 人生に絶望した孤独な少年が出会ったのは、「不死身の特攻兵」と呼ばれた人だった。 過去と今と、「生きること」をめぐる奇跡の物語。 青空の下、中学二年の萩原友人は、屋上から飛ぶことを考えたいた。死んでしまえば、いじめは終わる--。そんな時出会ったのは、太平洋戦争時、特攻隊に選ばれ9回も出撃しながら生還したという人、佐々木友次だった。 「死ぬのが当然という状況で、どうして“生きよう”と思い続けられたんだろう」 佐々木が所属した陸軍万朶隊の物語、そして佐々木自身の言葉を前に、友人の傷ついた心は少しずつ前を向きはじめるが……。 時代を超えて「生きる」とは何かを問う、心揺さぶる感動の一作。 小説版『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』

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