銀河鉄道の父
電子あり 受賞作

銀河鉄道の父

ギンガテツドウノチチ

マイページに作品情報をお届け!

明治29年(1896年)、岩手県花巻に生まれた宮沢賢治は、昭和8年(1933年)に亡くなるまで、主に東京と花巻を行き来しながら多数の詩や童話を創作した。 賢治の生家は祖父の代から富裕な質屋であり、長男である彼は本来なら家を継ぐ立場だが、賢治は学問の道を進み、後には教師や技師として地元に貢献しながら、創作に情熱を注ぎ続けた。 地元の名士であり、熱心な浄土真宗信者でもあった賢治の父・政次郎は、このユニークな息子をいかに育て上げたのか。 父の信念とは異なる信仰への目覚めや最愛の妹トシとの死別など、決して長くはないが紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を、父・政次郎の視点から描く、気鋭作家の意欲作。

TOPICS

銀河鉄道の父
最新刊情報

銀河鉄道の父

発売日:2020年04月15日

数多くの傑作を残した宮沢賢治とその父・政次郎との 究極の親子愛を描いた 第158回直木賞受賞作。 ☆☆☆☆☆ 待望の映画化! 2023年5月5日(金・祝)全国公開!! 主演:役所広司 出演:菅田将暉 森七菜 豊田裕大    坂井真紀 / 田中 泯 監督:成島出 主題歌:いきものがかり ☆☆☆☆☆ 宮沢政次郎の長男・賢治は、家業の質屋を継ぎたがらず、適当な理由をつけては金の無心をするような困った息子。 政次郎は厳格な父親であろうと努めるも、賢治のためなら、とつい甘やかしてしまう。 やがて妹・トシの病気を機に、賢治は物語を書き始めるが――。 後に国民作家となる天才・宮沢賢治の生涯を、父の視点から活写する。 究極の親子愛を描いた傑作。

PUBLICATIONS

全2件