
それでもバカとは戦え
ソレデモバカトハタタカエ
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こんなに辛口、いや激辛の政治批評はなかった! 「ストップ・ザ・自公政権」安倍・菅内閣の2年半の失敗と罪をバッサリ一刀両断。現代の政治家たちの薄さと軽さを、その言動から鋭くえぐり、ギャフンと言わせる痛快無比の政治コラム集。永田町が風雲急を告げるこの時期、国民が今なすべきことは何か。その指針となる一冊だ。 無責任な政治が続くと、ついつい有権者はあきらめや慣れで、政治に無関心になってしまう。「どうせ何も変わらない」と投票に行くことさえおっくうになり、放棄する。しかし、それこそ思うツボ。国民の無関心と無気力が三度の飯よりも好きなのが、だれあろう、無責任な軽薄政治家たちなのである。だから筆者は「それでもバカとは戦え」と、啓蒙・鼓舞する。ここにある「戦うべきバカ」とは何なのか。それは読んでの楽しみだが、ちなみに本書に登場する人物は安倍晋三、菅義偉、麻生太郎、小池百合子、橋下徹、吉村洋文、プラスその仲間などの面々である。名前を聞いただけで、もう、顔も見たくないよという国民が多いことだろうが、しかし、それで終わらせてしまったら、無責任政治家のやりたい放題。本当にこの国は何も進歩しなくなる。いや、国などどうでもいいが、ここで戦わない人は自分の内面まで腐らせてしまうのだ。 筆者は、本書のタイトルについてこう語っている。〈バカと戦ったところで、バカがいなくなるわけではない。社会のダニを批判したところで、日本がよくなる保証もない。それでも目の前にあるゴミは片付けなければならない。……たとえ手遅れであったとしても、事なかれ主義と「大人の態度」を投げ捨て、バカとは戦わなければならない。これは人間の尊厳に対する義務なのだ〉無責任政治に無気力になることなかれ。本書は、溜飲が下がるだけでなく、まともな人間としての怒りと闘志を呼び覚ましてくれる激辛の政治指南書である。
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続 それでもバカとは戦え
発売日:2024年06月28日
世の中、右を見ても左を向いても無教養、破廉恥のアホとバカが多すぎないか。とくに政界はひどすぎる。バカに扇動される国は言うまでもなく、アホだらけの国になってしまう。だから、バカを放置してはいけない、戦わなければならないのだ。 筆者が放置できない「バカ」とは何者なのか。たとえば昨年のベスト10はーー。 10位高木毅、9位三浦瑠麗、8位高市早苗、7位河野太郎、6位杉田水脈、5位Dappi、4位吉村洋文 3位馳浩、2位馬場伸幸、1位は安倍晋三。 どうして放置してはならないのかは本書に詳しいが、自民党の裏金キックバック問題にしろ、統一教会問題にしろ、東京五輪汚職にしろ、国家の中枢が安倍元首相と周辺一味により汚染されヘドロ化し腐臭を放っていることをなによりも物語っているのではないか。 凶弾に倒れてからというもの、安倍絶賛本が幅をきかせているが、筆者は真っ向から異議を唱える。 「改革」「グローバリズム」という名のバカ騒ぎにより、国家は解体され、わが国は三流国家に転落してしまったと。その元凶は明らかではないのかとーー。 日刊ゲンダイで好評連載中のコラムを書籍化した「それでもバカとは戦え」の第2弾。痛快無比、溜飲が下がる激辛の政治指南書である。