文芸(単行本)作品一覧
花野
文芸(単行本)
“人生の秋”を生きる女たちを描く書下ろし誰もが迎える“人生の秋”。そのたそがれの時を、今、女たちは幸せを求め自分らしく本音で生きはじめた。独時ののびやかな感性で描く著者初の書下ろし長篇小説。
政商伝
文芸(単行本)
幕末・明治の激動期に巨富を築いた六人の男覆面の政商・三野村利左衛門、薩摩の鉅商・五代友厚、三菱王国の主・岩崎弥太郎、冒険商人・大倉喜八郎など六人の政商たちの栄光と悲哀を描く、辛口の人物列伝。
西鶴人情橋
文芸(単行本)
大型新人登場!第三回時代小説大賞受賞作。井原西鶴と江戸から上方に流れてきた剣客・磯部信十郎の奇妙な出会いから物語は始まる。混沌の作家と冷静な武芸者が織りなす、恋、友情、剣の浪花元禄時代絵巻。
居場所もなかった
文芸(単行本)
独身女性作家の怒りと涙の住い探し奮戦記。騒音地獄のアパートを押しつけられた私と不動産屋との奇妙で執拗なやりとり。滲み出るブラックユーモア。独身女性作家の怒りと涙の住い探し奮戦記である。
おかあさん 疲れたよ(下)
文芸(単行本)
疾風怒涛の昭和を生きた女たちへの応援歌。終戦後、因襲をひきずる社会のなかで、結婚相手に死なれて、予期せぬ運命に見舞われる娘たちは、健気に生きていく。同じ時代を生きた著者の心こめた応援歌。
おかあさん 疲れたよ(上)
文芸(単行本)
田辺聖子が初めて描く「わたしの昭和」。 昭和時代で圧倒的な重みをもつ戦争。大空襲のもとで戦場と化した巷で生きた人々の人生模様。昭和3年生まれの著者が30年来抱きつづけてきた「わたしの昭和史」
私の東京物語
文芸(単行本)
東京のあらゆる表情、息吹の鮮やかな記憶。写真家稲越功一が自ら手ざわりを確かめるようにして切りとってゆく様々な街の姿。180点におよぶ写真と、抒情豊かなエッセイとでつづる、新たな東京の物語。
子づれ兵法者
文芸(単行本)
待望久しい気鋭の時代作家の珠玉短篇集。 下町人情、股旅、剣豪……。“時代作家”佐江衆一のあらゆる可能性が見られる多様な時代短篇集。特に自らも丈を持ち、“武”の道をゆく、武士道ものは圧巻!
夜行列車
文芸(単行本)
きんもくせいの古木が見つめる人間の愛憎!新宿発最終の夜行列車に乗った恵子は不帰の客となった。信州のきんもくせいの芳香に吸い寄せられた人びとの悲劇…。見知らぬ旅行者たちに連環する人間の業とは?
わたしたちのフェミニズム―落合恵子と日本の女たち
文芸(単行本)
日本のフェミニズムを落合恵子の作品に見る欧米に比べて、まだ歴史の浅い日本のフェミニズム運動だが、その旗手ともいえる落合恵子の作品を分析しつつ日本のフェミニズムの過去・現在・未来を描く評論集。
ここ過ぎて滅びぬ
文芸(単行本)
謎のD機関と特別捜査官・法玄の凄絶な死闘連邦制となった日本。警察庁特別捜査官・法玄安衛は彼を裏切った妻を惨殺し、復讐のために単身北海道へ向かった。まぼろしのD機関とは何か?ハ-ドロマン大作!

女人古寺巡礼
文芸(単行本)
歴史を生きた女たちの愛と哀しみを映す古都の寺々を訪ねて
東慶寺──覚山尼
興福寺──光明皇后
石山寺──菅原孝標の娘
廬山寺──紫式部
寿福院──北条政子
随心院──小野小町
泉涌寺──清少納言
円乗寺──八百屋お七
高桐院──細川ガラシャ ほか
馬ものがたり
文芸(単行本)
あの感動、なつかしの名馬の姿をもう一度!アカネテンリュウ、タケシバオ-、スピ-ドシンボリ、ハイセイコ-…。かつて競馬ファンを沸かせた名馬を豊富なエピソ-ドで綴る、馬好きなアナタへのエッセ-集
紫式部の恋
文芸(単行本)
源氏物語の作者、紫式部の隠された恋を探る「源氏物語」は、紫式部ひとりの手で万事成ったのだろうか。また式部には、結婚前に恋人がいなかったのだろうか。大胆な推理を作品から組み立てた新紫式部の物語
あの過ぎ去った日々
文芸(単行本)
自らの仕事、交友関係を通じて語る戦後覚書ここには、自らの仕事を通して戦後日本社会を見つめてきた氏の鋭いまなざしと、宇野重吉氏など演劇界・文学界でかかわってきた人々との興味尽きない交歓がある。
風雲映画城(下)
文芸(単行本)
毎日新聞連載中から大評判の痛快映画人物語なんといっても人間くさいのは東映だ。高倉健の登場も刺激に満ちていた!映画の時代を支えた男優、女優、監督、スタッフの物語は、ついに東宝、大映に及び最高潮
風雲映画城(上)
文芸(単行本)
これほど面白く人間的な映画人物語はない!日活は、裕次郎の出現によって空前のブームをまきおこした。しかし、松竹から引抜いた人材達とのカクチクは凄まじく、その松竹も大島渚らを迎えて争乱状態だった
自由をわれらに
文芸(単行本)
惜しまれながら逝った井上光晴最後の長篇。現代のかかえる矛盾と混乱のなかで、体制の抑圧と、人間の自由とは何かを、執拗に追求する、戦後文学の最後の巨星、井上光晴最後の長篇小説。
日本語の勝利
文芸(単行本)
注目のアメリカ人作家による第一エッセイ集日本人の勝利ではない、日本語の勝利なのだ、と力説する新しい日本文芸論。リービ英雄の実像をあざやかに伝えつつ、日本文学の知られざるパワーを見事に分析する
にぎやかな大地
文芸(単行本)
ゴルフ場誘致問題で村はまっぷたつの大騒動佐賀で農業を営む坂元農夫也は53歳、農業一筋できた。彼が直面する農業問題は全て日本の問題である。今度はゴルフ場ができる生産現場から描く怒りの長編小説