文芸(単行本)作品一覧

モーツァルト
文芸(単行本)
モーツァルトの人と音楽とその演奏を、示唆深くつづって興趣つきない、音楽ファン待望の書ーー稀有の天才モーツァルトを深く敬愛する、当代随一の音楽評論家・吉田秀和氏の、格調高い示唆あふれる評論集。モーツァルトの生涯と音楽をエピソード豊かに語り、卓越した個性の全体像を明快に描く、透徹した知性と鋭敏な感性に満ちた、音楽ファン必読の書。交響曲、協奏曲など、作品への傾倒ぶりを、味わい深い名文でつづる!

大観画談
文芸(単行本)
日本画壇の大元老として、画業・識見ともにぬきんでた巨人の生涯を、ほぼ1世紀にわたり貫き通した大観。その生い立ち、修業、画論、酒談義などなど、興趣尽きない貴重な聞書をまとめた名著。「大観」の名声は欧米にもいよいよ高い。

柿本人麻呂
文芸(単行本)
学殖ある文芸評論家たる著者の、実証的にして、深い洞察とすぐれた創見にみちた労作!! ーー生活伝承に対する卓抜な理解に基づいて、日本詩=短歌の源流たる万葉集に新たな光をあて、短歌的抒情の変革者にして偉大な完成者たる歌聖・柿本人麻呂の芸術を見事に解明した。柿本人麻呂は著者のライフ・ワークの一つであり、文芸評論家であるとともに折口信夫門下でもある著者が、人麻呂と日本の詩の誕生に論究した名著である。

万延元年のフットボール
文芸(単行本)
ノーベル文学賞受賞、大江健三郎の代表作
日本近代100年を見事に結晶化した長篇。現代日本文学の可能性の極点を示す傑作!
日本の近代100年──その歩みの中の民衆の心を、故郷の土俗的背景と、遡行する歴史的展望においてとらえ、戦後世代の切実な“体験”を、文学的形象として見事に結晶化した問題の長篇700枚。
さらばモスクワ愚連隊
文芸(単行本)