講談社ノベルス作品一覧

幻惑の死と使途
幻惑の死と使途
著:森 博嗣
講談社ノベルス
死者が衆人環視の密室から「大脱出」した!? 多すぎる観客と手品師が織りなす殺人事件。 「諸君が、1度でも私の名を叫べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」――自信に満ちたせりふと共にあらゆる状況からの脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻が、衆人環視の状況の中で殺害された。さらに、彼はなんと遺体となってまで、最後にして最大の奇跡を行う!?犀川・西之園師弟が明かす驚愕の真実!
総門谷R 小町変妖篇
総門谷R 小町変妖篇
著:高橋 克彦
講談社ノベルス
高野山での死闘から7年。諒、久遠、空海は力強く甦った。地上世界の征服を目指す冥界の王・怨魔王と、時空を超えて果てしない死闘を続ける3人の前には、怨魔王の操る、怨魔――厩戸、半人半獣の美女・シバたち、そして巨大な鉄戦士が立ちふさがる!平安朝の京、雪の陸奥で武力と策謀の新たな戦いが始まる。
魔女のソナタ
魔女のソナタ
著:栗本 薫
講談社ノベルス
禁断の迷宮(ラビリンス)で絶命した“魔女”の知られざる闇!名探偵・伊集院大介の推理が冴える! 遺書を残してマンションの自室から飛び降り“自殺”した村木由良。たぐいまれなる美貌と才能に恵まれていた彼女の自殺をどうしても信じられない、かつての“恋人”藤島樹は、伊集院大介に真相の解明を依頼する。そして、樹が経営する店に、重要参考人が一堂に会した夜、そこには、とてつもない真実が隠されていた!
十津川警部千曲川に犯人を追う
十津川警部千曲川に犯人を追う
著:西村 京太郎
講談社ノベルス
十津川警部、棋士の天才的な頭脳に挑む!東京と上山田温泉に幼女連続殺人鬼が出没! 都内で発生した幼女連続殺人の容疑者として、名人位に挑戦中のプロ棋士が捜査線上に上った。上山田温泉での対局中に謎の手紙を受け取った彼は、信じられない悪手を指し敗北する。執拗なまでに彼を追いかける犯人であると告発する週刊誌記者が握る秘密とは何なのか?十津川は事件の真の姿を明らかに出来るか!
ミステリ-ズ<完全版>
ミステリ-ズ<完全版>
著:山口 雅也
講談社ノベルス
狂気と逸脱をテーマに奏でられる短編集。単行本未収録作品・追加収録。
地底獣国の殺人
地底獣国の殺人
著:芦辺 拓
講談社ノベルス
1930年代。創世記の伝説を探るためアララト山を目指した<ノアの方舟探検隊>の飛行船。奇人学者や美人秘書、新聞記者ら一行を待ち受けていたのは絶滅したはずの恐竜と謎の部族、そして連続殺人!冒険に満ちた古の怪異を、時空を越えて精緻な論理が解き明かす。奇想天外なる本格ミステリの大傑作誕生!!
六枚のとんかつ
六枚のとんかつ
著:蘇部 健一
講談社ノベルス
大笑いか激怒かっ!?決して読む者の妥協を許さぬ超絶アホバカ・ミステリの決定版、遂に登場!流麗にしてクレバー。この“難問”を自力で解いた時には感動すら覚える表題作。思わず“ナルホド”とヒザを打つ「音の気がかり」。“ウゲッ”と絶句する「しおかぜ17号49分の壁」他、全15編+αを完全収録!
ウロボロスの基礎論
ウロボロスの基礎論
著:竹本 健治
講談社ノベルス
実在のミステリ作家らを襲う奇妙奇天烈な“うんこ事件”。竹本健治の連載ミステリに混入する眩暈と戦慄の物語。綾辻行人、小野不由美、笠井潔、新保博久、法月綸太郎、麻耶雄嵩、山口雅也が推理合戦を展開、小説ジャックまで強行される。世界は擾乱され朦朧胡乱の淵に転落した! 『ウロボロスの偽書』に続く第2弾。
脱出 GETAWAY
脱出 GETAWAY
著:西村 健
講談社ノベルス
女の復讐のため悪徳警察官僚を射殺した志波銀次。たったひとりのチンピラの命を狙って政府が策謀を巡らせ、自衛隊の特殊部隊が、伝説の傭兵たちが殺到する。戦車、ヘリから降り注ぐ砲弾、銃弾。紅蓮の炎を駆け抜け、銀次の明日なき暴走は続く!痛快アクション巨篇。
人狼城の恐怖 第二部 フランス編
人狼城の恐怖 第二部 フランス編
著:二階堂 黎人
講談社ノベルス
独仏国境の峻険な山岳地帯に屹立する2つの古城。フランス側の「青の狼城」でも、凄惨極まりない殺戮事件が起きた。ナチスが遺した「星気体(アストラル)兵団」の亡霊を追って古城に踏み入った「アルザス独立サロン」のメンバーが残した日記には、驚愕の事実が記されていた!─すべての謎、そして事件解決の手がかりはすべて読者に提示された。「第1部」「第2部」どちらから読みはじめてもかまわない。「完結編」を待たずに、あなたは真相にたどりつくことができるか!?
<ドラキュラ>殺人事件
<ドラキュラ>殺人事件
著:仁賀 克雄
講談社ノベルス
世紀末ロンドン――墓場が荒らされ、空き地には血液を喪った娼婦の全裸死体が遺棄されていた。深夜、人気のない路地を疾駆する黒い馬車、後には霊安室から盗まれた病死者や若い女性の屍が。「吸血鬼の殺人!」連続猟奇殺人が街を百鬼夜行の地獄にかえた!該博な知識で構築したゴシックロマン風本格推理の傑作。
十四年目の復讐
十四年目の復讐
著:中町 信
講談社ノベルス
中学校時代の“事件”に係わったメンバーたちに突然送りつけられた脅迫状。すべての事件の加担者に死の制裁を予告するものだった。そして次々と不可能状況による殺人がくり返された。密室、アリバイ、不可解なメッセージ――ちりばめられた犯人の狡智なトリックに2組の探偵が挑む。中町ミステリの最高峰!
紅天蛾 新宿少年探偵団
紅天蛾 新宿少年探偵団
著:太田 忠司
講談社ノベルス
怪異と幻想の都市へと変貌しつつある新宿に、無垢なる悪意と不可思議な怪能力を持つ謎の美少女が舞い降りた。その名は紅天蛾(べにすずめ)。「七つの影」を操り、都庁舎さえも自らの犯罪の舞台とする彼女が、蘇芳(すおう)たち探偵団の面々に挑戦状を叩きつけてきた!熾烈な闘いの末に、彼らが見たものは!?大好評シリーズ第4弾。
手首の問題
手首の問題
著:赤川 次郎
講談社ノベルス
真面目な教師が下着泥棒となり(「手首の問題」)、愛する女性が殺人犯を匿っていることがわかり(「天使の通り道」)、自殺を決意してホテルに来たが(「断崖」)、愛人と入水心中をしたが(「みれん」)……。日常からの逸脱が人の心に深い傷を刻み、悲劇を招く。 愛の真実とは、希望とは何かを鮮烈に描く異色作品集。 大人の愛の行き違いが起こす、切ない物語をお楽しみください。 ●著者の言葉 シリーズ物でない短編には、制約が少ない分、筆に任せてどんな終わり方をしてもいい、という解放感がある。言い換えれば、登場人物が生き方を選べるのだ。 それでも物語である以上、終わりはやってくる。物語は終わっても、登場人物の人生はまだ続くわけで、その先の人生を、読者がつい考えてしまうような、そんな小説を書いたつもりである。
複製症候群
複製症候群
著:西澤 保彦
講談社ノベルス
異形の壁に閉じこめられた高校生たち。だがその壁からは逃げ出すわけにはいかない。その壁に触れると、姿形、記憶や考え方まで完璧に同じコピー人間ができてしまうからだ。そんな密空間での殺人事件。犯人は誰?オリジナル人間か、それともコピー人間か!? 西澤保彦が、またまた新たな物語の世界へ読者を誘う。
まどろみ消去
まどろみ消去
著:森 博嗣
講談社ノベルス
大学のミステリィ研究会が「ミステリィツアー」を企画した。ビルの屋上に案内された参加者たちは、離れた建物の屋上で、30人のインディアンが踊っているのを目撃する。現場に行ってみると、そこには誰もいなかった。屋上への出入り口には見張りが立てられていたというのに!参加者たちはこの謎を解くことができるか!?(「誰もいなくなった」) 著者初の、そして森ミステリィのエッセンスが全て詰まった全編書き下ろし短編集。
19ボックス
19ボックス
著:清涼院 流水
講談社ノベルス
『19ボックス 新みすてり創世記』案内状 読む順番によってストーリーが変わる四つの物語。読み進むごとに次第に真相が明かされる。すべての物語を読み終えると、隠された長篇が浮かび上がる。お好みに合わせたAtoZの26通りの読み方(リクエスト)を呈示して読者(あなた)に挑戦するマルチエンディング・新みすてり!読者(あなた)へのトリックを秘めた3つのなかがきでは『清涼院流水』の秘密が明かされる。 ●才能の物語『カウン卜ダウン50』   女子中学生の元に届けられた『不幸のMEMO』。 ●最愛の物語『華のある詩~モナミ』  深夜の電話。男女の怪しい関係に割り込む謎の声。 ●災難の物語『木村間(きむらかん)の犯罪×2(ダブル)』  同一人物4人の中の殺人事件。犯人はどの木村か。 ●歳月の物語『切腹探偵幻の事件』  女が山奥で出会ったのは、切腹探偵と天才外科医。 (まず巻頭の『説明書』をお読みください)
ディプロトドンティア・マクロプス
ディプロトドンティア・マクロプス
著:我孫子 武丸
講談社ノベルス
京都で探偵事務所を開設した私に、依頼人が2名。失跡した父を捜してという女子大生と、もうひとりは「カンガルーのマチルダさんを捜して!」という美少女。動物園「ノアズ・アーク」に潜入し、調査を開始した私は突然、暴漢に襲われた!妨害工作はなんのために?京都を揺るがす大騒動はこうして始まった!
寝台特急「さくら」死者の罠
寝台特急「さくら」死者の罠
著:峰 隆一郎
講談社ノベルス
佐世保発の寝台特急「さくら」に美しい女がたった一人で乗車してきた。そして走行中に忽然と姿を消した。八柏侑子(やがしわゆうこ)-消えた女の偽名こそ、その後の惨劇のカギだったのだ。後に起きた同じ「さくら」車内での毒殺事件の容疑者の女も侑子と同じく消えた。無頼探偵・鏑木一行(かぶらぎいっこう)の執念の捜査は、真相に近づけるか!?
怪盗フラクタル 最初の挨拶
怪盗フラクタル 最初の挨拶
著:辻 真先
講談社ノベルス
鮮やかな犯行を繰り返す“怪盗フラクタル”から届けられた手紙-映画監督・友永(ともなが)のオープンセットから、巨匠縁(ゆかり)のものをいただく-。名探偵・安西英作(あんざいえいさく)はセットのある瀬戸内の島に赴く。だが、島では集められた関係者が次々に不可解な死を遂げていく……。名手・辻真先の二重三重の仕掛けの妙をご賞味あれ。