講談社ノベルス作品一覧

山陰の隘路
講談社ノベルス
鳥取・米子の奥座敷皆生(かいけ)温泉のホテルで女の絞殺体。大阪・伊丹空港ターミナルビルの職員通路で男の刺殺体。死者はサバイバルナイフを持っていた!?犯人が張り付けた「存在証明」と皆生―伊丹が提示する「不在証明」。翻弄される捜査陣――。アリバイ崩しの名手浦上伸介さん、出番ですよ!

倉敷から来た女
講談社ノベルス
東京・四谷のNホテルの庭園で女性の刺殺死体が発見された。ハンドバッグに残された手紙は突然の遺産分与を告げる夢の招待状だった。被害者・浅井美弥子の倉敷の住所を尋ねた北条刑事と日下刑事は、そこに生きている本物の美弥子を見出す! 殺された女は誰か? 遺産の行方は? 十津川班の活躍が始まる。

知床温泉殺人事件
講談社ノベルス
「札幌雪まつりと知床流氷観光の旅」2泊3日ツアーに参加した志垣警部と和久井刑事。彼らと同じバスで回っていた人気テレビ司会者の妻が、流氷観光船から氷の海に転落して死亡した。同じころ、東京に居残るタレントの夫は、異常なまでのアリバイ工作を展開。嫌われ者の彼は犯人か?逆転につぐ逆転の結末は?
厄病神
講談社ノベルス
拳銃で溢れる世紀末新宿チンピラ残酷物語!場末のしょぼい組でヤクザ見習中の半端者・ヒロシは、組長から、6年ぶりにシャバへ戻って来ることになった伝説の 客・“人斬り村越”の監視役に抜擢される。
花火の夜には人が死ぬ
講談社ノベルス
和風味コ-ジ-(心地よい)ミステリ登場!恒例の河川敷花火大会。夜空に咲く大輪の花。その影に人型のシルエットが。花火の宴のあとの河原に、地面に突きささった人間の死体。ユ-モアミステリをどうぞ。
南蛮伝説殺人事件
講談社ノベルス
時価2億の日ポ辞典を巡る殺人と欲望の交錯16世紀に出た幻の日ポ辞典を売りにきたマヌエルは買い手の荻野教授に睡眠薬を飲ませ、金を奪って逃走。だが金は後日送り返され、マヌエルは殺害。犯人の真意は

死者の木霊
講談社ノベルス
信州の山深いダム湖に浮かんだバラバラ死体。事件は犯人と目される被害者の甥夫婦の「心中死」により早期決着を見た。だが2人の眠るような死顔は、竹村巡査部長を孤独な捜査行へと駆り立てた。犯人が仕掛けた冷酷周到なアリバイ工作を竹村は果たして崩せるか?著者不朽のデビュー作に、新たな自作解説を付した。
警視庁捜査一課 南平班 刑事魂
講談社ノベルス
同僚刑事の死に始まる連続殺人を追う南平班南平班の菅原刑事が木に括られ、胸に十字の傷を受けて殺害された。暴走族レッドクロスの犯行と見た南平班は捜査開始。だが族は既になく、関係者にはアリバイが!
金翼の玉座
講談社ノベルス
メルキア公子・フロリモンの聖戦が始まる!異能の美剣士・シルウァと信義の剣士・オルセン。この類まれな2剣士を頼みにフロリモンは、敵国に囚われの兄・リュスランと妹・エレンシアの救出へと向かう。
煌めきの終章
講談社ノベルス
あなたは、異星人の存在を信じますか バツイチライタ-の財前有子は取材中に奇異な巨大浮遊物と遭遇。数日後その物体を撮影したカメラマンが無残な死体で発見され、有子にも正体不明の黒い影が迫る。
女王様の赤い翼
講談社ノベルス
女王様の真紅の光線から敵は逃げられない年はまだ16だけど天才メカニックのフ-バ-君。謀略の阻止に新兵器の開発に大活躍だけど、一つだけ苦手なものがある。それは愛する女王様の、お・し・お・き
妖術 太閤殺し
講談社ノベルス
妖術師石川五右衛門と秀吉の驚天動地の対決明智光秀の家臣の石川惟長は、主君の仇討のため、辛酸をなめた修業の末、天地五行を操る妖術を身につけ、石川五右衛門と名乗った――天衣無縫の面白さ、傑作伝奇
髑髏皇帝
講談社ノベルス
後醍醐帝VS.尊氏を怨霊で読む歴史ホラ-大統領制の天皇親政を目論む後醍醐帝と鎌倉幕府以来の武士の実力を背景とする尊氏。跋扈する怨霊に対する密教の加持祈祷。新しい視点を提示する歴史ホラ-小説。

神宝聖堂の危機
講談社ノベルス
若き呪い師と争乱の張本人は、真正面対決へ! 神宝聖堂の王国に乱を成すフマイヨ王の真のねらいとは? 力をためる若い呪い師と幼い姫たちは試練を受け止められるのか? 超古代ファンタジ-巨編、愈々佳境に! ーー若い大神官・リバスが神宝聖堂を護(まも)るギセア王国の幼姫・ファネラには、未開花の神賜力が備わっていた。敵王・フマイヨは、ファネラを妻に奪い取ろうと企み、霊の力を用いて戦士・カナーンの命を脅(おびや)かし、ファネラを敵国へと連れ出す。リバスらはファネラを連れ戻そうと、敵国に忍び込むが……。「神宝聖堂」シリーズ続編、傑作ファンタジー・ノベル。幼姫を妻に奪い取る敵王の陰謀を打ち破れ!

魍魎の匣
講談社ノベルス
ミステリ・ルネッサンスの到達点!
前作『姑獲鳥の夏』でミステリ界の蒙をひらいた著者の第2作。前作から2ヶ月後、作家関口が出会った「匣」にまつわる奇妙なバラバラ殺人。京極堂は何を見るか?

新幹線『のぞみ6号』死者の指定席
講談社ノベルス
新大阪を発って東京に向った「のぞみ6号」の客が突然苦しみ出し、すぐにこと切れた。死者の身辺を調べだした民間調査員の鏑木一行(かぶらぎいっこう)は、その死因と同じ青酸が原因の死亡事故が次々に起きていることに気付く。しかし、死者のまわりには人影はない!?“ヤクザ”な生き方を身上とする女たらし鏑木が犯人に迫る――。

玄い女神 建築探偵桜井京介の事件簿
講談社ノベルス
10年前、インドのヴァラナシの安宿で、橋場亜希人は、胸全体が陥没した状態で死んでいた。だが回りに凶器もなく、ドアは完全に閉ざされて。その死に不審を抱いた狩野都(かりのみやこ)は、当時の旅行仲間を群馬山中のホテルに呼んで真相を尋ねる。だが狩野自身が館裏の川で自死。桜井京介は10年前の謎にどう立ち向かうのか?

眩暈
講談社ノベルス
『占星術殺人事件』を愛読する青年の戦慄すべき日記。そこには荒涼たる世界の終焉が広がり、切断された男と女が合成された両性具有者となって彼に語りかける。醜悪な現実と蠱惑の幻想世界が今、驚天動地のトリックによって大いなる融合を果たす――。新たなミステリーの空域を雄々しく飛翔する島田荘司の圧倒的傑作!

湯布院の奇妙な下宿屋
講談社ノベルス
すべての部屋が三角形でできているという奇妙な下宿屋を建てた湯布院の大資産家・狭霧吉宗が心臓発作で急死。その後も下宿屋で怪事件が続発し、吉宗の唯1人の遺産相続人である美貌の姪・狭霧木綿は、一尺屋遙に調査を依頼する――。名探偵・一尺屋遙があぶり出す哀切の人間模様と驚天動地の結末!
倉敷殺人案内
講談社ノベルス
贋作か真作か。異色画家に赤かぶ検事が挑戦京都府下の町立美術館に購入された異色画家の絵画が、高名な美術評論家により贋作と指摘された。折りしも倉敷の画廊に飾るその異色画家の絵を暴漢が襲った――。