講談社文庫作品一覧

江戸川乱歩賞全集(4)大いなる幻影 華やかな死体
江戸川乱歩賞全集(4)大いなる幻影 華やかな死体
著:戸川 昌子,著:佐賀 潜,編:日本推理作家協会
講談社文庫
●『大いなる幻影』 孤独な老嬢たちが住む女子アパート。突如始まったアパート移動工事と同時に奇怪な事件が続発。老嬢たちの過去も次第に暴かれていく。 ●『華やかな死体』 大手食品会社社長の死体が発見され、元社長秘書の男が逮捕された。事件をめぐり少壮の検事と老獪な弁護士の熾烈な戦いが始まった。
江戸川乱歩賞全集(3)危険な関係 枯草の根
江戸川乱歩賞全集(3)危険な関係 枯草の根
著:新章 文子,著:陳 舜臣,編:日本推理作家協会
講談社文庫
●『危険な関係』 死亡した父親から全財産を譲ると遺言された大学生の世良高行(せらたかゆき)。命を狙われた彼が犯人を特定するために選択した方法は、偽装自殺だった。 ●『枯草の根』 金融業者の徐銘義(じょめいぎ)が殺された。殺害者の性格と殺人現場の情況に疑問を抱いた料理人陶展文(とうてんぶん)が、犯人のトリックを見破り、アリバイを崩し去る。
江戸川乱歩賞全集(2)猫は知っていた 濡れた心
江戸川乱歩賞全集(2)猫は知っていた 濡れた心
著:仁木 悦子,著:多岐川 恭,編:日本推理作家協会
講談社文庫
●『猫は知っていた』 仁木兄妹が下宿した病院で起こる奇怪な失踪、殺人。事件のたびに出没する黒猫は何を目撃したのか。兄妹探偵の緻密な推理が冴える。 ●『濡れた心』 女子高生の純粋な同性愛を阻む悪意、そして殺人事件。日記や手記を取り入れた斬新な構成が人間関係や動機を際立たせる文学的探偵小説。
江戸川乱歩賞全集(1)探偵小説辞典
江戸川乱歩賞全集(1)探偵小説辞典
著:中島 河太郎,編:日本推理作家協会
講談社文庫
江戸川乱歩、横溝正史、クイーン、クリスティらの内外作家紹介。『心理試験』『緋色の研究』『オランダ靴の秘密』などの名作案内。ミステリへのかぎりない愛情と作家への敬意、蘊蓄(うんちく)のありったけをかたむけた項目別大辞典。 第2回受賞「『ポケットミステリ』の出版」については目録を所収。
異説幕末伝
異説幕末伝
著:柴田 錬三郎,解説:縄田 一男
講談社文庫
徳川300年で最大のロマンチストの、間宮林蔵。天狗に脳天を一撃され、天狗党を起こした藤田小四郎。上野彰義隊の渋沢成一郎。人斬り半次郎と怖れられた桐野利秋……。動乱の幕末、己の意志を貫いた反骨たちの、爽快な「覚悟の人生」を、奇想天外な着想で描く。時を忘れるほどの面白さ、柴錬巷談。<「日本男子物語」改題作品>
電子あり
すべて死者は横たわる
すべて死者は横たわる
著:W.メアリ-・ウォ-カ-,訳:矢沢 聖子
講談社文庫
エドガー賞作家が放つ最強サスペンス! 銃砲規制法案を巡って、今、テキサスは熱かった。モリーは上院を取材中、憎むべき男の姿を目にした。28年前、愛する父の不可解な死を自殺と片づけた保安官だった。おぞましい記憶とともに復讐の思いがたぎる。一方、賛成派・反対派がしのぎを削る議会では恐るべき陰謀が進んでいた。ウォーカーの最高傑作登場!
偽装
偽装
著:ジュディ・マ-サ-,訳:北沢 あかね
講談社文庫
記憶喪失のヒロインが遭遇した血のスキャンダル 記憶を喪失したまま、自分探しの心の旅を続けるエアリアル。失われた過去を取り戻す手がかりをくれた男は変死し、その姉も“事故死”する。相次ぐ事件は40年前に死んだ2人の父親の死に結びつくのか。『喪失』の魅惑の主人公が名門一族を襲う悲劇の真相に迫る。息もつかせぬサスペンスのシリーズ第2弾。
インドの樹、ベンガルの大地
インドの樹、ベンガルの大地
著:西岡 直樹,解説:下川 裕治
講談社文庫
バニヤン・ツリーの木陰で休んだ、熱暑のひととき。祭りの日に友人と遊び、柔らかな陽がさす池で沐浴した日々……。ベンガル地方の風や樹、可憐な花の香りと姿が、今も記憶の中で息づく。暖かな人々との交流、樹や花との語らい。名著『インド花綴り』の著者が、美しい調べのごとく、あなたの渇いた心を潤す、インドの人と森の物語。安らぎと静寂のインドが、ここにある!
電子あり
大統領の身代金
大統領の身代金
著:L.マ-ティン・グロス,訳:玉木 亨
講談社文庫
買収・盗聴・謀殺の罠ホワイトハウスの内幕! ホワイトハウスの腐敗を厳しく弾劾する無党派議員チャーリーは、国民の熱狂的な支持をえて大統領の座に向かって着実な前進を続ける。脅迫、買収、盗聴、謀殺……あらゆる手を使って追い落としの罠をしかける保守派議員たち。卑劣な政敵との緊迫した闘いとワシントン政治の内幕を暴くポリティカル・サスペンス。
水の砦
水の砦
著:大久保 智弘,解説:菊池 仁
講談社文庫
奇策で幕府に挑む! 時代小説大賞受賞作ーー改易・配流された福島正則は、捨身の闘いに立ちあがった。相手は、徳川幕府の重臣・本多正純(まさずみ)。執拗な攻撃に、正則は、陣屋の周辺に流水要塞をめぐらし、水の砦を築いて防戦する。大久保党と闇の宰領から、二重三重に仕掛けられた恐ろしい罠。幕府に挑んだ最後の武将の、悲哀と不条理を描ききる、第5回時代小説大賞受賞作。
電子あり
木野塚探偵事務所だ
木野塚探偵事務所だ
著:樋口 有介,解説:香山 二三郎
講談社文庫
痛快・感涙・爆笑。探偵は今夜も最高 警視庁経理課を勤め上げた定年警官・木野塚佐平が、新宿5丁目の栄光ビル4階に事務所を開設した。目指すはフィリップ・マーロウか、はたまたリュウ・アーチャーか!?スーパー・エキセントリック・ハードボイルド探偵が、コケティッシュな秘書・梅谷桃世と挑む難事件の数々。超正統派「探偵物語」の傑作。
孟嘗君(3)
孟嘗君(3)
著:宮城谷 昌光
講談社文庫
成長した田文を孫ぴんに託して、養父・白圭は周へと移った。師の孫ぴんに導かれて、仁の資質、信の確かさを増していく田文。「わたしは文どのに広い天地と豊かな春秋をあたえたい」――。遂に孫ぴんは田文を実父・田嬰(でんえい)に引き合わせ、田文は貴人の家の子にもどった。全土に秦・魏・楚が屹立する中、斉王は孫ぴんを軍師に決定した。(講談社文庫) 養父白圭ゆずりの熱い血。後の孟嘗君・田文(でんぶん)の青春 成長した田文を孫ぴんに託して、白圭は周へ移った。師の孫ぴんに導かれて、仁の資質、信の確かさを増す田文。「わたしは文どのに広い天地と豊かな春秋をあたえたい」――。遂に孫ぴんは田文を実父田嬰(でんえい)に引き合わせ、田文は貴人の家の子にもどった。全土に秦・魏・楚が屹立する中、斉王は孫ぴんを軍師に決定した。(全5巻)
電子あり
孟嘗君(2)
孟嘗君(2)
著:宮城谷 昌光
講談社文庫
快男子・風洪(ふうこう)は学問に志し、武を捨てて商人・白圭(はくけい)と名告り、国々を自由に往来する。戦乱の国々を行き交う学者や商人たちの姿……。秦の孝公が覇道を進み、公孫鞅(こうそんおう)に厳格な法の体系をつくらせるなか、白圭は美しい翡媛(ひえん)を妻に迎え勇踊、魏に囚われた、天才軍略家・孫ぴんを救い出す。法に生きる冷厳な男と、侠に生きる熱い血の男の、鮮やかな対比。(講談社文庫) 剣と遊びの快男子が変身。仁徳の大商人白圭の魅力 快男子風洪(ふうこう)は学問に志し、武を捨てて商人・白圭(はくけい)と名告る。戦乱の国々を行き交う学者や商人たち。秦の孝公は覇道を進み、公孫鞅(こうそんおう)に厳格な法の体系をつくらせる。白圭は美しい翡媛(ひえん)を妻に迎え勇踊、魏に囚われた、天才軍略家孫ぴんを救い出す。法に生きる冷厳な男と、侠に生きる熱い血の男の、鮮やかな対比。(全5巻)
電子あり
孟嘗君(1)
孟嘗君(1)
著:宮城谷 昌光
講談社文庫
斉の君主の子・田嬰(でんえい)の美妾・青欄(せいらん)は、健やかな男児・田文(でんぶん)を出産した。しかし、5月5日生まれは不吉、殺すようにと田嬰は命じる。必死の母・青欄が秘かに逃がした赤子は、奇しき縁で好漢風洪(ふうこう)に育てられる。血風吹きすさぶ戦国時代、人として見事に生きた田文こと孟嘗君とその養父の、颯爽たる人生の幕開け。全5巻。(講談社文庫) 中国戦国時代――壮大華麗な歴史ロマン 斉の君主の子・田嬰(でんえい)の美妾青欄(せいらん)は、健やかな男児・田文(でんぶん)を出産した。しかし、5月5日生まれは不吉、殺すようにと田嬰は命じる。必死の母青欄が秘かに逃がした赤子は、奇しき縁で好漢風洪(ふうこう)に育てられる。血風吹きすさぶ戦国時代、人として見事に生きた田文・孟嘗君とその養父の、颯爽たる人生の幕開け。(全5巻)
電子あり
夏と冬の奏鳴曲
夏と冬の奏鳴曲
著:麻耶 雄嵩
講談社文庫
首なし死体が発見されたのは、雪が降り積もった夏の朝だった!20年前に死んだはずの美少女、和音(かずね)の影がすべてを支配する不思議な和音島。なにもかもがミステリアスな孤島で起きた惨劇の真相とは?メルカトル鮎の一言がすべてを解決する。新本格長編ミステリーの世界に、またひとつ驚愕の名作が誕生!
エーゲ海 ギリシア神話の旅
エーゲ海 ギリシア神話の旅
著:楠見 千鶴子
講談社文庫
透き通るように碧く、どこまでも広がるエーゲ海。ギリシアの神々は、ここでどんな午睡を楽しんだのだろうか? またオリンポスの山の中で、どんなドラマを繰りひろげたのだろうか? ギリシアの旅は神話を手がかりに、心身の癒しを求めて歩くのが最高。ストレスだらけの現代人にピッタリの一味違った旅ガイド。旅が2倍楽しくなる! 旅が2倍楽しくなる“心の旅”に必携! エーゲ海と山間(やまあい)を彩る神々のドラマ。心と身体を癒す一味違う旅のすすめ 透き通るように碧(あお)く、どこまでも広がるエーゲ海。ギリシアの神々は、ここでどんな午睡を楽しんだのだろうか。またオリンポスの山のなかで、どんなドラマを繰りひろげたのだろうか。ギリシアの旅は神話を手がかりに、心身の癒しを求めて歩くのが最高。ストレスだらけの現代人にピッタリの一味違った旅ガイド。
電子あり
入浴の女王
入浴の女王
著:杉浦 日向子,解説:久住 昌之
講談社文庫
お湯を召しませ、召しませ銭湯。古代ローマ、カラカラ大浴場の繚乱はもとより、入浴とは快楽の装置也。はだえを包む湯のぬくみ、のどを震わす酒のなさけ。そう、幸せはちょっと手を伸ばせばすぐ届くところにある。日本人の心のオアシス、あなたを幸福にいざなう全国・銭湯めぐり。「究極の極楽」を指南!
架空戦記 信長 覇王の海
架空戦記 信長 覇王の海
著:東郷 隆
講談社文庫
歴史に「もしも」は不可欠である! 関東管領・上杉謙信との覇権争いにやぶれ、重臣・柴田勝家、羽柴秀吉らを喪った尾張の雄・織田信長は、伊勢の地に海上要塞を築き、復活の時をめざすが……。打倒・上杉謙信に燃える信長が先端技術を駆使する。参謀として侍るイタリア人宣教師フランチェスコの遺した幻しの記録をもとに、歴史小説の奇才が華麗に描く合戦絵巻! 『信長の野望 覇王の海上要塞』を改題作品。
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危険銀行
危険銀行
著:山田 智彦,解説:清原 康正
講談社文庫
バブルの崩壊は、銀行を弱体化させた。そこに与党の有力議員、政経のフィクサーたちが、目をつけた。頭取の地位まで登りつめたエリート銀行マンを襲った、奇妙な小切手詐取事件。そこに仕組まれた巧妙な罠……。頭取を取りまき暗躍する、怪しげな人々を描き、存亡の危機に立つ銀行を描ききる話題作。<『罠の行方』改題作品>
電子あり
「大変」な時代 常識破壊と大競争
「大変」な時代 常識破壊と大競争
著:堺屋 太一
講談社文庫
いま日本の常識は破壊された! 不連続への不安と衰退の予感。新時代を生き抜く常識とは? ローコスト革命への提言ーー政界、政策、経済、経営、社会。5つの「五五年体制」が崩壊し、高齢化、国際化、成熟化、情報化の「四化」は、根本的に変化した。日本が「右肩上がり」から「うつむき加減」の社会に変わったことを嘆くばかりではなく、新しい世の中にふさわしい目標をもつべきだ。その鍵を握る「ローコスト化」と新常識を提言。
電子あり