講談社文庫作品一覧

暗黒の狩人
講談社文庫
脱獄を手助けしてくれた亡き恩人の妻に災厄が降りかかる。彼女の父親が起こした殺人事件の背後にはドス黒い陰謀がうごめいていた。心も体も灼熱の恋におちた2人の前に、強大な組織が立ちはだかる。女を守るために命をかけた死闘が始まった。エロス&バイオレンスのエクスタシーが爆発する!官能長編。

天空の蜂
講談社文庫
奪取された超大型特殊ヘリコプターには爆薬が満載されていた。無人操縦でホバリングしているのは、稼働中の原子力発電所の真上。日本国民すべてを人質にしたテロリストの脅迫に対し、政府が下した非情の決断とは。そしてヘリの燃料が尽きるとき……。驚愕のクライシス、圧倒的な緊追感で魅了する傑作サスペンス。

違法弁護
講談社文庫
横浜の巨大法律事務所の勤務弁護士・水島由里子は、女性初の経営弁護士の地位をめざし、貿易会社の法的危機管理を担当。しかし、クライアントの連中は古ぼけた倉庫の中に何を保管していたのか、まさかその秘密を守るために警察官を射殺したのか? 最高検も動いている!? このままでは弁護士生命まで絶たれてしまう……! 乱歩賞受賞後第一作。(講談社文庫)
横浜本牧埠頭の倉庫街で、警官が射殺された。女性初の経営弁護士(パートナー)を目指しロー・ファームに勤務する弁護士・水島由里子。彼女は、貿易会社の法的危機管理を担当するうち、巨大な陰謀に気づく。「依頼人」は、古ぼけた倉庫に何を保管していたのか!?乱歩賞作家の現役弁護士が描く、傑作リーガル・サスペンス。

流星の降る町
講談社文庫
日本最大の暴力団が企んだ前代未聞の大計画。風光明媚な町を乗っ取り、組の「首都」にする策謀に、7人の市民が立ち上がる。引退した泥棒、戦略を練る元軍人、射撃上手な元SPらが特技を生かし、暴力団の波状攻撃に対抗する。追いつめられた男女が仕掛けた奇策とは何か?アクション長編。『星の町』改題。

パソコン「超」仕事法
講談社文庫
「超」勉強法・パソコン篇。パソコン攻略、最後の超マニュアル! ミリオンセラー『「超」勉強法』の著者が明かす実践ノウハウのすべてーーパソコンは、仕事の効率化のための道具だ。仕事に活用できなければ、意味がない! 文章の書き方、電子メールの使い方、データベースを活かした情報収集法から、パソコンならではのアイディア発想法、「超」整理法まで、ベストセラー『「超」勉強法』の著者が、パソコン攻略のための、野口流ノウハウをすべて公開。

総門谷R 小町変妖篇
講談社文庫
冥界を支配する怨魔(えんま)王は地上世界の征服を目指して、怨魔として甦らせた廐戸(うまやど)、半人半獣の美女シバを内裏に送りこむ。高野山での死闘で骸となった諒(あきら)、久遠(くどお)、空海(くうかい)の3人は怨魔王の野望を阻止せんと、7年の時を経て力強く甦った。平安朝の京や陸奥を舞台に智力を尽くした凄絶な戦いが始まる。歴史伝奇長編。(講談社文庫)
冥界を支配する怨魔(えんま)王は地上世界の征服を目指して、怨魔として甦らせた廐戸(うまやど)、半人半獣の美女シバを内裏に送りこむ。高野山での死闘で骸となった諒(あきら)、久遠(くどお)、空海(くうかい)の3人は怨魔王の野望を阻止せんと、7年の時を経て力強く甦った。平安朝の京や陸奥を舞台に智力を尽くした凄絶な戦いが始まる。歴史伝奇長編。

居場所もなかった
講談社文庫
気にいっていた住居を追い立てられて新しい部屋を捜すことになった独身女性作家の「私」。オートロック付きの部屋に固執する「私」と不動産屋との間には奇妙で不毛なやりとりが重なり、真剣になればなるほどズレが生じる。そのおかしみを描く怒りと涙の住い捜しの奮戦記。表題作に短編「背中の穴」を併録。(講談社文庫)
気にいっていた住居を追い立てられて新しい部屋を捜すことになった独身女性作家の「私」。オートロック付きの部屋に固執する「私」と不動産屋との間には奇妙で不毛なやりとりが重なり、真剣になればなるほどズレが生じる。そのおかしみを描く怒りと涙の住い捜しの奮戦記。表題作に短編「背中の穴」を併録。

「在外」日本人
講談社文庫
遠く故国と離れ、地球サイズで生きる108人の日本人。彼らは外国人として、どのような体験をしているのか? 世界と日本をどのように見ているのだろうか? 足かけ4年にわたり、40ヵ国65都市、それぞれの地で生きる彼らのなまの声を集め、現在の地球の姿を浮かびあがらせた、かつてないインタヴュー・ノンフィクション! グローバル化した現代で我々が学ぶべき体験を先駆けた、先輩たちの生きる姿が目に浮かぶように甦る!
地球サイズで暮らす108人の仕事と人生。40ヶ国65都市を訪ねた、かつてないインタヴュー・ノンフィクション。遠く故郷と離れ地球規模に生きる108人の日本人。彼らは外国人としてどのような体験をしているのか。世界と日本をどのように見ているのだろうか。足かけ4年にわたり、40ヶ国65都市、それぞれの地で生きる彼らのなまの声を集め、現在の地球を浮かびあがらせた、かつてないインタヴュー・ノンフィクション!

小説・ショムニ
講談社文庫
「女は、男や会社のためにいるんじゃない」ビシッとポーズをキメて、千夏は言った。「女のために、男や会社があるんだよ」──フジテレビ系ドラマで大旋風を起こした“超ジコチューOL軍団”が超絶面白小説でよみがえる。「読むショムニ」で、イヤ~な上司も平成不況も吹っ飛ばせ!?(解説/江角マキコ)

徹底検証〈忠臣蔵〉の謎
講談社文庫
江戸の民衆は、赤穂浪士の討入りを固唾(かたず)をのんで待っていたという。ではなぜ討入は成功したのか。松の廊下刃傷(にんじょう)事件の真の動機は?大石内蔵助や堀部安兵衛は巷間伝えられるような人物だったのか?歌舞伎、講談等が形づくった虚像を排し史実に迫った、興味尽きない〈忠臣蔵〉面白読本。『考証 赤穂浪士』改題

ラスト・ファミリー(下)
講談社文庫
身の毛もよだつ殺人鬼が狙う最後の標的とは?
引退した麻薬取締局の元幹部が我が身を賭して最強のテロリストに挑む白熱のアクション・スリラー
「おれたちの家族は全員虐殺された。まだ1組家族が残っている。あんたの家族だ」妻子とわかれ、山奥で隠遁生活を送るDEAの元幹部ポールの心はおののいた。彼が知る限り最も危険な男マーティン・フレッチャーとの追いつ追われつの壮絶な闘いが始まる。ラスト1ページまで一気のジェットコースター・ノヴェル!

殺人喜劇の13人
講談社文庫
縛り首、毒殺、密室、連続殺人の恐怖!
古びたアパート「泥濘荘(ぬかるみそう)」へ転がり込んだミニ・コミ誌仲間の13人。格好の根城を得た喜びもつかの間、縛り首や毒死、密室とあらゆるやり方で、1人また1人と殺されてゆく──。残った仲間の誰が犯人なのか。友人たちを救おうとする名探偵・森江春策の推理は?第1回鮎川哲也賞を受賞した本格長編推理。

犬婿入り
講談社文庫
多摩川べりのありふれた町の学習塾は“キタナラ塾”の愛称で子供たちに人気だ。北村みつこ先生が「犬婿入り」の話をしていたら本当に〈犬男〉の太郎さんが押しかけてきて奇妙な2人の生活が始まった。都市の中に隠された民話的世界を新しい視点でとらえた芥川賞受賞の表題作と「ペルソナ」の2編を収録。(講談社文庫)
多摩川べりのありふれた町の学習塾は“キタナラ塾”の愛称で子供たちに人気だ。北村みつこ先生が「犬婿入り」の話をしていたら本当に〈犬男〉の太郎さんが押しかけてきて奇妙な2人の生活が始まった。都市の中に隠された民話的世界を新しい視点でとらえた芥川賞受賞の表題作と「ペルソナ」の2編を収録。

ラスト・ファミリー(上)
講談社文庫
愛する家族を守るのは俺しかいない!
かつての仲間が言った。「俺たちの家族は全員虐殺された。まだ1組残っている。あんたの家族だ」
麻薬取締局(DEA)のメンバーの家族に起きる相次ぐ事故、そして死。過去4年間のうちに8人の子供と妻たちが殺されていた。DEAにはめられたと狂信し、復讐の鬼と化した元情報部員マーティン・フレッチャーの仕業だった。最強のテロリストが狙う最後の標的(ターゲット)とは?手に汗にぎるアクション・スリラー巨編!

新幹線『のぞみ6号』死者の指定席
講談社文庫
新宿、渋谷、天文館……、夜と女を巡る事件簿。美女を抱いた男たちが、次々と急死。鏑木一行(かぶらぎいっこう)が「死の女神」を追う、愛と復讐のミステリー! ーー新大阪を出た東京行き新幹線「のぞみ6号」の車内で、出張帰りの男性が、青酸により殺害された。鏑木一行は、彼の妻の依頼を受け、死の直前にいたという鹿児島へ飛ぶ。そこで、謎の美女の存在を突き止めたとたん、東京近郊で連続殺人が起こる。彼女は、事件のカギをどこまで握るのか!? 傑作トラベル・ミステリー。

嵐ヶ熱血ポンちゃん!
講談社文庫
人生、快楽あるのみこれぞ至福への近道
楽しくなければ生きてる意味はない、と言わんばかりのポンちゃん流生き方をつづった極上エッセイ。バリ珍道中からトリップな毎日、懶惰(らんだ)な休暇から哀愁のヨーロッパまで、すべてをパラダイスにしてしまう極意とは?読めば読むほど幸福な気分になれる痛快ポンちゃんシリーズの決定版。目からウロコの1冊!

首魁の宴 政官財 腐敗の構図
講談社文庫
日本の濁流を泳ぎ、カネのためには手段を選ばぬ経済誌主幹。政官財に蠢く男たちの欲望を手玉にとり、巧妙な手口で取り屋の本領を発揮する。持ちつ持たれつの癒着の仕組みのなかで、それぞれの思惑は限りなく肥大する。この恐るべき腐敗の実態を迫力の筆致で描く。(講談社文庫)
政財界を裏で繰る巨悪の素顔。渾身の書下し。カネのためには手段を選ばぬ経済誌主幹。日本の濁流を泳ぎ、そこに蠢めく男たちの欲望を手玉にとる。巧妙な手口で取り屋の本領を発揮する組織悪の実態を活写。

「源氏物語」を旅しよう
講談社文庫
美しく今も残る千二百年の都。現代語訳が完結した《寂聴源氏》を徹底的に楽しむ手引書にも。名場面、名舞台を訪ねる! ーー源氏物語は虚構の話なのに、京都や宇治、明石には、作中人物や場所の碑が建っている。長い歳月、愛読されているうちに、まるで物語が史実であるかのように、人々の胸に定着したのであろうか。見事な現代語訳を完結させた著者が導く、名場面、美しい舞台への感動の旅。<古典の旅シリーズ『源氏物語』改題作品>

夫の始末
講談社文庫
女にとって、夫という男は、何ものなのか。「物事の始末が悪い」と言われ続けた著者が、この世の名残りに、散らかし放題に「始末」をつける。劇作家同士、雑巾を縫う夫と山を歩く妻……。見事に違う、個性鮮やかな夫婦の60余年を、意気のいい話法で戯画化した、何ともおかしい自伝的連作集。女流文学賞・紫式部文学賞、W受賞作。
女にとって夫という男が何ものなのか。「物事の始末が悪い」と言われ続けた著者が、この世の名残りに散らかし放題に「始末」をつける。劇作家同士、雑巾を縫う夫と山を歩く妻、見事に違う、個性鮮やかな夫婦の60余年を、意気のいい話法で戯画化した何ともおかしい自伝的連作集。女流文学賞・紫式部文学賞受賞。

寿司屋のかみさんうちあけ話
講談社文庫
寿司につられて寿司屋のかみさんになって20年。カウンターの内側からみた、とっておきの話。寿司の値段、賞味期限、符丁のあれこれ、残った酢飯や魚のゆくえ、盛りこみと別盛り。なにかと誤解の多い寿司屋のホンネを飾らず気取らず綴る。寿司屋はこわいという方、このおいしい1冊で楽しく参りましょう!!