出口のない海

人間魚雷「回天（かいてん）」。太平洋戦争末期、発射と同時に死を約束される極秘作戦が展開されていた。横山秀夫の原作をもとに、最後の特攻兵器に乗り込んだ若者とその恋人の果てなき想いを描く感動巨編。


人間魚雷「回天（かいてん）」。太平洋戦争末期、発射と同時に死を約束される極秘作戦が展開されていた。ひじの故障のために、期待された大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ自ら回天への搭乗を志願したのか。横山秀夫の原作をもとに、最後の特攻兵器に乗り込んだ若者とその恋人の果てなき想いを描く感動巨編。ほか、酒蔵を舞台に戦時下の純愛を描いた「愛していると告ってくれ」も同時収録。

Ⓒ松尾しより／横山秀夫

目次

出口のない海　前編
出口のない海　後編
愛していると告（い）ってくれ

書誌情報

紙版

• 発売日: 2006年09月06日
• ISBN: 9784063721829
• 判型: B6
• 価格: 定価：576円（本体524円）
• ページ数: 192ページ
• シリーズ: ＫＣデラックス

電子版

• 発売日: 2008年09月19日
• JDCN: 0637218200100011000Q

初出

『ＢＥ・ＬＯＶＥ』’０６年第１５、１６号　　　　　　　　　　　　

著者紹介

著： 松尾　しより（マツオ　シヨリ）

9月21日生まれ。愛知県出身の乙女座、AB型。1989年、マーガレットより「ふたりの時を数えて」でデビュー。代表作は「空と海のあいだ」など。

原作： 横山　秀夫（ヨコヤマ　ヒデオ）