はじめてのクラシック

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はじめてのクラシック

ハジメテノクラシック

講談社現代新書

一枚のCDできくモーツァルト四〇番。コンサートホールのベートーヴェン第九「合唱」付。くりかえしビデオでたのしむオペラ「椿姫」。気になる曲を好きなようにきく。クラシック音楽へのちかみちはとりあえずきいてみること、名盤70選も必読。

静かすぎるクラッシクコンサート――あのクラシックの演奏会の、どことなくよそよそしい雰囲気が、ひどくいやみに思えるんだけれど、という人もいる。以前はジャズが好きで、最近になってクラシック音楽をききはじめた友人のひとりは、こんなことをいった。クラシックのコンサートをきいていると、ナマの演奏会できいていることを忘れ、思わず、自分の家でレコードをきいているようなつもりになって、アンプの音量のつまみをまわして、もっと大きな音にしたくなったりするんだ。――本書より


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目次

●クラシック音楽はとっつきにくくない、または無愛想な男と友だちになる方法
●シンフォニーはフルコースのディナー、またはつまみぎきのすすめ
●ソナタ形式を耳で読む、または知ることの功と罪
●コンサートできく音楽と再生装置できく音楽、またはいっしょもいいが孤独もいい
●オペラは「みる」ものか、「きく」ものか、または肥満したカルメンを許せる理由
●クラシック音楽も生きている、またはきかれる音楽の栄枯盛衰
●旅は道づれ、または好きな音楽家をガイドにみたてて
●損をしないディスク選び、
 または名曲・名演・名盤の「名」にまどわされない賢明なききてへの道
●「聞く」か「聴く」か、また音楽の微妙さについて
●音楽小僧七人のディスク案内

書誌情報

紙版

発売日

1987年10月19日

ISBN

9784061488748

判型

新書

価格

定価:792円(本体720円)

通巻番号

874

ページ数

230ページ

シリーズ

講談社現代新書

著者紹介

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