仏教発見!

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仏教発見!

ブッキョウハッケン

講談社現代新書

奈良の唐招提寺に伝わる鎌倉時代の釈迦如来像の像内には、心ひかれる文書が納められている。「必ず必ず、これらの衆生より始めて、一切衆生、皆々、仏となさせ給へ」とあり、その左に多数の名前が列記されているのだが、人の名前に交じり、クモ・ノミ・シラミ・ムカデ・ミミズ・カエル・トンボ・カなどの名も書かれている。――<本書より>


思わず誰かに話したくなる仏教の真髄

知っているようで知らない……これが仏教だ!
●お釈迦さまは何をさとったのか?
●さとればそれでよいのか?
●「縁起」とは?「慈悲」とは?
●ノミもシラミもみな仏?
●なぜ大仏はつくられたのか?
●仏教は「真理」を主張しない?

人間と塵を平等とする思想
奈良の唐招提寺に伝わる鎌倉時代の釈迦如来像の像内には、心ひかれる文書が納められている。「必ず必ず、これらの衆生より始めて、一切衆生、皆々、仏となさせ給へ」とあり、その左に多数の名前が列記されているのだが、人の名前に交じり、クモ・ノミ・シラミ・ムカデ・ミミズ・カエル・トンボ・カなどの名も書かれている。自分たちと同じく、ノミやシラミも仏になることを願った人が、かつて日本にいたのである。(中略)ノミもシラミも仏になれという発想は、仏教によらなければ決して生まれてこないと私は思っている。――<本書より>


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目次

序章 死ぬことはこわくない
第1章 聖武天皇と大仏
第2章 縁起
第3章 慈悲
第4章 仏法の興廃は人による
終章 子どもたちへ

書誌情報

紙版

発売日

2004年11月19日

ISBN

9784061497559

判型

新書

価格

定価:946円(本体860円)

通巻番号

1755

ページ数

240ページ

シリーズ

講談社現代新書

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